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開栓で抜群 Benriach 1968 for Taiwan

 昨日は恒例のジャガイモ掘りでした。
 その日はさっそく茹でてバターを付けて食べました。
 今日は同じ畑で採れた玉ねぎ、人参と合わせて、
 ポトフを作りましたが、我ながらとっても美味しかったです。
 スパークリングワイン1本を開けながらいただきました。

 自家用の畑なので、基本的には無農薬で、
 葉物や実は虫食いが多くて処理に困ったりしますが、
 安心して子供におなかいっぱい食べさせられますので、
 とっても助かっています。

 さて、ひさびさ更新の今日は、やはりBenriachで。
 こないだ持って帰った、台湾限定のBenriach1968です。

 Benriach 37yo 1968 51.5% #2710 for Taiwan
  オレンジ系シトラスに蜜、
  湿った藁の香りが透明感を阻害するしつつ、
  幾分刺すようなアルコール。
  口に含んで素晴らしい。
  クリスタルガラスの輪郭を持った、
  マンダリンオレンジ、ピンクグレープフルーツのシトラスが
  アルコール感に載って、非常に雑味なく伸びやか。
  焦げの無いパンケーキ。精製した蜜をかけて。
  若い林檎。刺激の少ない生姜。新しい木材。紅茶。
  喉に通す際に舌の奥で弾ける果実は、
  嚥下後に急速に喉と鼻に戻ってくる。
  最初から最後まで、分厚くしかし切れるシトラスが素晴らしい。
  そこに邪魔をせず支える、麦、蜜、木材の甘み。

 あ~。開栓とは思えない素晴らしさです。
 1968にしては樽感が強くないので、
 透明感のあるシトラスが抜群に伸びて、
 麦、蜜、少しのバニラの甘みと溶け合います。
 湿った藁の様なちょっと泥くさい香りを除けば、
 完璧と言っていいほどの出来具合かと思います。
 以前にいただいた際には、68らしいけれども、
 もっと落ち着いた感じがありました。
 今回、アルコールに載せてシトラスが強烈に迫ってきたのは、
 開栓だからか、自分がBenriachに親しんだからなのか?
 それは分かりませんが、これが素晴らしいのには変わりないです。

 いやホントに、嚥下時に上顎と舌の奥にびりびりと湧きあがる
 オレンジとグレープフルーツのシトラスは、
 1976のWFとLMdWのトリオをまとめて仕留めたって位の感じです。
 まぁ、今しばらくは変化を楽しみましょう。

 では、ごきげんよう。

#Benriach

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