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ホントは締めのはず Glendronach for Versailles

 いろんな話を楽しませていただいているうちに、
 すっかり時間が経ってしまって。
 杯も重ねて酔っぱらってきましたし、
 では、締めの一杯を選んでくださいなと。

 その日は飲んでいなかったIslayから探して下さってましたが、
 ふと気づいたように、
  「とても美味しいかは分からないけれど
   珍しいというところで、これを開けましょうか?」
 と、このボトルを出してくれました。
 
 Glendronachが再生した際に、
 通常ボトルのリリース前に出された、限定ボトルのうちの一つです。
 これはオランダ向けです。

 Glendronach 16yo 1992 60.8% for Versailles Dranken Nijmegen
  強いシェリーの樽感。
  それを真っ向から受け止める高いアルコール度数。
  ドライフルーツだけでなく、その下にオレンジ、バラの花。
  若干の革、フルーティでかつタンニンを示す赤ワイン。
  ビターチョコ、煙。
  ブルーベリー風味のゼリービーンズ。

 力強いシェリーと舌にくるシトラスが刺激的です。
 果実と花が、ゴリゴリのシェリーに行きすぎないように、
 つなぎとめているような気がします。
 開栓でしたが、素早いスタートダッシュで、
 最初から全開と思わせる出足ですね。

 16年では非常に上出来な樽を選んでいると思います。
 さすがに復活したGlendronachの先陣を切って
 リリースしただけのことはあると思いました。 

 で、これで無事締めも終わって帰路につくはずが・・・
 昨日のあれがアンコールにくるのでした。

 では、もう少しでおやすみなさい。

※誤記訂正

#Glendronach

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