Benriach強化期間もいよいよ最後となりました。
サンプルシリーズ第5回です。
1975/1976の紹介、1975のModern MastersとThe Whisky Agency、
それに5種類のサンプル瓶で、計9回連続の記事でした。
皆様にお楽しみいただけたかどうかはともかく、
自分が楽しめたので、それで充分です。
それでは、最後のサンプルを。
Benriach 21yo “Vatting of different single casks”
ヨードはないが非常に強いピート。
黒コショウ、ジンジャーのスパイス。
焼けた木、塩気。
その下にグレープフルーツ系シトラス。
シェリーフィニッシュ由来と思われる甘み。
アルコールとピートの刺激が、
最後まで上顎に貼り付く。
えー、21年物のバッティング。
しかもシングルカスクだそうです。
21年熟成と言えば・・・
1966, 46%, Cadenhead dumpy
1984, 56.7%, #490/514, Single Malts of Scotland
1984, 55% #1438, Oloroso Sherry Butt, Peated
1985, 54.5%, #3766, Oloroso Sherry Butt, Richly Peated
Authenticus, 46%, bottled 2005
Authenticus, 46%, bottled 2006
Authenticus, 46%, bottled 2006, Spanish backlabel
Authenticus, 46%, bottled 2007
Authenticus, 46%, bottled 2008
Authenticus, 46%, bottled 2009/02
Authenticus, 46%, bottled 2009/09
と、なります。
66のケイデンの味わいは違うから外してと。
それ以外はピーティそうなのですね。
シングルカスクを信じればAuthenticusとSMSは無いので、
1984, 55% #1438, cButt, Peated
1985, 54.5%, #3766, Oloroso Sherry Butt, Richly Peated
のバッティングになりますかね。
アルコール度数の高さを感じるので、
この二つが優先でしょうが、
それほどこってりなoloroso Sherryではなく、
ピートが非常に強く細く尖った感じですので、
やはりAuthenticus(あるいはその加水前)がある程度入っているかと・・・
解答があるのかないのかわかりませんが、
まぁそのうち聞いてみましょう。
では、お休みなさい。
*加筆
#Benriach