連続して同じボトルの記事になってしましますが、
まぁいいじゃありませんか。
今回でこのシリーズも一段落ですから。
サンプルの味わいも、開栓したボトルの経時的な行き先を示すのかな?
と、時間が経って、はてあのサンプルの味は?・・・となるのが必定な、
不足しがちの記憶用の脳みそを補うために記しておきましょう。
Benriach 1968 #2709 “from Speyside to Kobe” Sample Miniature Bottle
香りは非常に透明感のある白桃が優先。
尖ったアルコールや強いシトラスも薄い。
口に含んでも、クリアな白桃が広がる。
やはり透明感はあるが、
クリスタルガラスの様なエッジのハッキリした、
脆くかつ硬質な感じではなく、
もう少し柔らかな桃の水という風情。
若干ボディが弱いなと思わせるが、
それは桃の透明感を際立たせるために
むしろプラスに働いていると、
そう好意的にみるべきであろう。
桃、シトラス、紅茶、蜜、麦などが柔らかく味わえるが、
最後まで白桃の香りの強さが印象に残る。
写真では分かりづらいかもしれませんが、小瓶です。
素晴らしい香りに、これぞ”The Benriach”と思わざるを得ませんでした。
このクリアな香りを得るために、それ以外の要素をそぎ落として・・・
と、そのように感じましたので、
実際に瓶詰めされたものを飲んだ時に、
その果実と甘みの濃さに驚きました。
それはそれでまた素晴らしいなどと思うのですから、
なんとも勝手で無邪気なもんです、私の味覚は。
個人的な好みでいえば、
3/4サンプル寄り、1/4フルボトル寄りあたりが、
透明感のある桃の香り満喫+充実した果実の味わいが最高かいなと
想像しながら育てようと思いますが・・・。
では、おやすみなさい。
#Benriach