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アンバランスなバランス Tamdhu cadenhead

 帰ってきました。
 しんどいですが、仕方ないです。
 また明日からがんばりましょう。

 初めてCathayに乗ったのですが着陸後少ししたら
  「携帯電話がお使いいただけます」
 とのアナウンス。

 JALでは飛行機を降りるまでダメと言うのに。
 この辺は、国際的に統一されているわけではないんだ。

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 こないだの休日、珍しくぽっかりと数時間一人になったので、
 そのまま、昼間の3時間半、飲んでました。
 今日はその時のお酒を紹介。
 また、つまみも良いよね。
 少し熱の通ったトマトの輪切りを敷いて、とろみのついた中華なソースを張って、
 万願寺唐辛子、オクラ、ズッキーニと緑色を添えて。
 その上に鱧の揚げたのがのっかって、
 初夏らしく、色合いも良く、しかもかなりおいしい。



 Tamdhu 1970s Cadenhead Black-Label Tall-Bottle
  香りはプラム、黄桃、紅茶、和紙。
  口に含んで、杏、青梅の砂糖漬け。
  ザラメのコク、紅茶と烏龍茶の間に茶感。
  シナモン、わずかにナツメグ。
  最近の開栓だからか、オールドのふすま紙の様な感じはわずかにあるが、
  抜けたような感じは全くない。
  むしろ伸びやかな酸味のある果実、柔らかに包む暖めた木と煙、
  べっ甲飴の様なコクのある甘みがあり、
  全体として、若さと熟成感がアンバランスとも良いバランスとも、
  どちらともとれる不思議なニュアンスを醸し出している。

 うーん、トール瓶と言うほど背が高いわけでもないですが、いわゆるダンピーよりはスリムです。
 ラベル上下の装飾と書体は70年代のボトリングから見られますが、さて、いつのでしょう?

 味わいは、若さと熟成感、オールドな味わいと伸びやかな酸味のある果実が、
 矛盾しつつも混ざりあって、なかなか面白い出来です。

 うまいというよりも、面白い系。
 これは、決して悪い意味ではなく、褒め言葉です。
 面白い系は、はまる要素を持っていると思いますので。

 では、おやすみなさい。

#Tamdhu

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