MENU

わたしもオ・ト・ナ Glengarioch

 昨日に続いて、しなやかに円熟した素晴らしい一杯を。
 



 Glengarioch 36yo 1968 55.9% Douglas of Drumlanrig Rum-Finish
  Soapyとは明確に一線を画す、上品な花と香水の薫りが非常に心地いい。
  口に含んだ際にアルコールのドライさを感じるが、すぐに花と果実にとって代わる。
  喉の落ち際に甘味を感じるのは、フィニッシュのラムかベースの熟成(シェリー?)か。
  果実も強くはないが、オレンジ、パイン、バナナなど多彩。
  香ばしさやスパイス、苦みといった成分はあまり感じない。
  穏やかなのにやや発泡性のある花と果汁が長く口中を満たして飽きさせ無い。
  弱くなるのではなく丸くなるために時間をかけて磨きあげられた、穏やかで滑らかな佳品。

 やはり、自分がもう一回り大人になったような気分にさせられる味わいでした。
 香りが素晴らしい。
 口から鼻に抜けて、まるで舌で香りを感じているような気分に。
 目立つ派手さはないが、抜群の美しさにほれぼれ。

 では、おやすみなさい。

#Glengarioch

この記事を書いた人

前の記事
次の記事