はじめまして、tkuboです。
いままでは、よそ様のブログにコメントをするのみでした。
このネタも、そうしてしまおうと思っていましたが、寄生するばかりもどうかと思いまして、ブログを持つことにしました。
不定期な更新になろうかと思いますが、よろしくお願いします。
えー、タイトルの件ですが、写真の通りサンプル瓶で下記3つのBenriach1976を同時比較することができましたので、その記録です。
1. Benriach 33yo 1976 #3558 47.4% for Whisky Fair
2. Benriach 33yo 1976 #3550 46.2% for Whisky Fair
3. Benriach 33yo 1976 #3551 51.6% for Maison
先入観を避けるために、ブラインドで飲みました。
また、ハーフショットは時間をかけずに飲んで印象を、残りハーフショットは時間をかけて、戻りや余韻を楽しみました。
Benriachらしい、クリアな桃中心の果実感に重点を置いています。
多分に主観的かつ拙い描写ですが、ご容赦を。
結論からいいますと、
前半ハーフショット:口中に広がる果実
#3550>#3551>#3558
後半ハーフショット:戻りの強さと余韻の長さ
#3551=#3550>#3558
総合:
#3550>#3551>#3558
ですが、優劣というよりこの日の主観的な好みで、その差も非常に小さいです。
たとえるなら、陸上短距離の同タイム写真判定というところです。
すこし細かく。
#3558は、口に含むとセメダインを少し感じた後に、桃とオレンジの皮。
舌の上で広がるにつれオレンジがやや強まり、チョコやスパイスはあまりない。
時間をおくとセメダインとオレンジが消え始め、透明感のある桃がくっきりとしてくる。
そしてバニラとジンジャー。
バーで飲んだものより桃感が弱いのは保存状況よる差か?
#3550は、鼻を近づけるだけで桃が香り、口に含むとそれが舌先で爆発。
口内いっぱいにクリアな桃+オレンジが強く広がり、セメダインやアルコールの尖りをほとんど感じない。
時間とともにバニラも加わる、その余韻が非常に長い。
ホントに最初から最後まで、弾ける桃が味わえ、非常に幸せ。
ただし、残りがは早く逃げる。
#3551は、含んだ際に若干のアルコール感だが、オレンジ勝ち気味+桃がそれを打ち消していく。
他二者になく、少しオイリーな舌触りとパンの香り。
オレンジの皮がすこし苦みと伴う。
時間が経つと、アルコールの尖りは消え、オレンジ+桃+バニラ。
バニラ感は三者でもっとも強い。
バニラミルクチョコクッキーが、余韻・残り香まで非常にながく続く。
感想としては、70年代のBenriachのすごさをあらためて感じさせられたというに尽きます。
1976の三者を同時に比較してやろうと意気込みましたが、返り討ちにあった感じです。
確かに負けましたが、なんとも幸せな負けでした。
では、おやすみなさい。
#Benriach