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軽井沢 1981-2012 31y Shinanoya Private Cask 5th Anniversary

昨年末に信濃屋からリリースされた軽井沢。
昨年、信濃屋オリジナルボトルのリリースが5周年を迎え、それを記念して、ジャパニーズ・ウイスキーに焦点を当て、5樽をリリースしていくアニバーサリー・シリーズの第3弾です。

1981だということに驚き、さらにリリース案内を見て、予想していたより安かったのとバーボンバレルだったことで迷わず購入しました(笑) 軽井沢といえばシェリーカスクの評価が鉄板ですが、個人的にはバーボン樽が好きなんです。

軽井沢 1981-2012 31y
Shinanoya Private Cask 5th Anniversary
(No.1 Drinks Company)

蒸留年:1981年
瓶詰年:2012年
Cask:バーボン・バレル
Cask No.:4961
Bottle:228
60.0%

【色】
赤みを帯びた深く濃い琥珀色。

【香り】
やや重ための刺激と深い木香、過熟のフルーツ香が鼻奥までズシリと届く。キャラメルやラムレーズンチョコ、シナモンとカカオパウダー。熟しすぎたグァバと僅かに埃っぽいスモークがあり、湿った鉛筆や古木っぽさも。次第にウッディ・ベチバー香が強くなる。

【味わい】
コクと粘りのある滑らかな口当たり。ラムレーズン、アーモンド、ビターチョコ。出来たての黒糖のような酸味のある濃い甘さと爽やかな苦味。スパイシーでウッディなシダー、舌に絡むようなヒリヒリとした刺激。木屑っぽい雑味を感じつつ、まろやかな質感もある複雑な味わい。

【フィニッシュ】
ビターチョコ、ローストアーモンド、酸味の強い薄めのコーヒーのようなほろ苦さ。最後にフワッと煮詰めたチェリーのような爽やかな甘さが鼻に抜ける。

濃く深い木香をメインに、複雑な香味を持っている印象です。一言で言えば、まさに日本の味といったところでしょうか。オリエンタルな香りと味わいが終始続いていきます。

この深さでバーボンバレルなのも面白いですが、ややエグさのあるシェリー樽ではなく、香味の複雑さや繊細な部分も感じられる点も、とても愉しめるボトルだと思いました。

余談ですが、年末に抜栓した際にピンときて、ぶり大根と合わせてみたんですけど、かなりのベストマッチで、とても美味しかったです。


今回もアメリカ出身のピアニスト、ケヴィン・カーンの作品より。
前回の記事と同じく、アルバム『The Winding Path』から繊細で美しいメロディの"Softly Falling"です。癒されますね~♪

http://www.youtube.com/watch?v=AoCG8Jmd7rU

#軽井沢 #ジャパニーズ #信濃屋 #No.1 ドリンクス・カンパニー

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