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グレンリヴェット 15年 SINGLE CASK EDITION “Kilimanjaro”

大変長らく間が空いてしまいましたが、ボチボチ仕事も落ち着いてきましたので、
久しぶりに記事を書いてみたいと思います。

久しぶりの記事はオフィシャルのグレンリヴェットより。
4月頃にリリース情報があったSINGLE CASK EDITIONシリーズの1本。
ドイツ向けの"Kilimanjaro"です。

既にご存知の方も多いと思いますが、一応簡単に説明すると、
"GLENLIVET"の"G"から"L"までのアルファベット順にちなんで、
6種類がリリースされています。

ガーディアン向けの"Gardians"
UK向けは2種類で、"Helios"と"Josie"
台湾向けに"Inveravon"
ドイツ向けが2種類で、"Kilimanjaro"と"Legacy"

どうせなら"GLENLIVET"の綴り順に9種類で出せば・・・
と、こっそり思ったのは秘密です(笑)

本当は遅くても7月下旬には・・・と思ってたんですけど、
色々とありまして、ついこの間の9月上旬に到着しました。
まあ、無事に来たので良かったです(軽く忘れてましたけどw)

グレンリヴェット 15年
SINGLE CASK EDITION
"Kilimanjaro" for Germany

蒸留年:記載なし
瓶詰年:2011年10月25日
Cask:2nd フィル・ホッグスヘッド
Cask No.:16242
Bottle:232
58.2%

【色】
明るいゴールド

【香り】
非常にフレッシュかつ適度な熟成香が鮮やかに立ち昇る。
リヴェットらしいプレーンなオーク香と僅かにオイリーさも。
パイナップル、薄い蜂蜜や樹脂、ジンジャー、ピーナッツ。
ナデューラほど刺激は無いが、鼻奥にチクチク感が残る。
奥に少しだけ梅酒を薄めたような香りも。

【味わい】
ジューシーなシトラス系と豊かな穀物感、パッと広がるスパイス。
若いオレンジ、完熟パイナップル、蜂蜜が染み込んだ割り箸。
ただ、フルーティーさよりもオーキーな香味が強く、甘さは控えめ。
ライトでベチバー系のハーブっぽさも感じられる。
アルコール度数のせいかヒリヒリとした刺激を感じるが、
ショウガのようなスパイスとシリアルっぽさが舌にヒリヒリ感じられる。

【フィニッシュ】
喉にチクチクと刺激。
アルコール香とバニラ香が僅かな甘さを伴って鼻に抜ける。
やはり蜂蜜を染み込ませた割り箸のような香味が口中に留まり、
渋くないタンニンとも言えるような適度な樽影響を感じさせる。
軽やかで余韻そのものは短いが、アルコールの刺激が長い。

率直な第一印象としては、やはりと言うべきかナデューラに近いです。
そもそも、ナデューラ自体、バッチによって(微量ですが)差異があるので
一概には言えないのかもしれません。
ただ、ナデューラには無い樽影響が感じられ、適度な熟成感がありました。

15年-キリマンジャロ-ナデューラ
の3種類で比べると面白いかもしれません。

今後、飲み進めていくうちに時間が経って、アルコール感が控えめになり、
適度な熟成感がリンゴ飴のような香味になっていってくれると嬉しいんですけど、
たぶん・・・スパイシーさは健在なのかもしれません。

もう1つのドイツ向け"Legacy"は、どうやらもう少し麦感があるようで。
ぜひ比較してみたいところです。


久しぶりの音楽は、今年結成10周年を迎えたJiLL-Decoy associationを。
’07に1stアルバムをリリースした頃は、ドリカムを連想させるような
アレンジの楽曲が多かったのですが、徐々に本来の持ち味である
Jazz/R&B/Funkの要素が強くなってきて、最近はよりJazzyなサウンドです。

今回は、10周年企画の3枚のアルバムの中から・・・ではなく(笑)
4thアルバム『ジルデコ4 ~ugly beauty~』から"上質サボタージュ"
アコースティック・ヴァージョンを。
本来は原曲の方を紹介した方が良いのかもしれませんが、
こっちのアレンジが好きなので(^_^;)

#グレンリヴェット #スペイサイド #オフィシャル

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