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スペイサイド・シングル・モルト 1971 35年 Whisky Fair

つい先日、Malt Maniacs Award 2011が発表されていましたね。
もう既にアワードを見ながら、自分が飲んだモノ、まだ飲んでいないモノを
チェックされた方々も多いと思います。
(もちろん僕は、まだ飲んでないモノの方が多いわけで・・・汗)

あ、まだご覧になっていない方は、下記リンクよりどうぞ♪
http://www.maltmaniacs.org/2011-jury-report.pdf

で、アワードにかこつけて何か関連したものを・・・
2006年に91pt獲得でゴールド・メダルを獲得したうちの1本。
ウイスキー・フェアのファークラスです。

本当は、少し前に再会して、改めてその美味さにビビったモルトで、
飲んでる間はアワードのことは気付いてなかったです(笑)
(さらに飲んでる間、以前飲んでたことすら忘れてました・・・恥)
そのうち紹介しようと思っている間に、いつものごとく忘れてしまい、
ちょうどこのタイミングなった・・・というワケです。

スペイサイド・シングル・モルト
1971 35年
Whisky Fair

蒸留年:1971年1月
瓶詰年:2006年9月
オロロソ・シェリー・バット
Bottle:534
51.4%

【色】
非常に濃い紅色を帯びたこげ茶色。

【香り】
表面的には繊細で鮮やかだが、深く複雑な香りが漂う。
ミルクチョコとオレンジに、オリエンタルさを思わせる薬酒っぽさ。
完熟プラムの甘酸っぱい香りと、ハーブ系の爽やかさ、シロップ。
ほんの少しだけ養命酒を連想させるニュアンス。

【味わい】
柔らかで甘酸っぱく、淡く渋みの乗ったスパイシーさのある口当たり。
鮮やかで、完熟プラムとアメリカンチェリーのような酸味。
ベリー系のタルトにメープルシロップとシナモン、ややベタつく舌触り。
思ったほど甘くなく、ベリー系の鮮やかさの奥に湿った古木のニュアンス。

【フィニッシュ】
ショウガのような温かい刺激に再び養命酒を思わせる風味が鼻奥に。
遅れて焼きリンゴ、パイナップルをチョコでコーティングしたよう。
非常に長い鮮やかで上品な余韻。

個人的には、複雑で面白さも感じた1杯でした♪

ベリー系のフルーティーな鮮やかさがメインでありながら、
そこにハーブの風味が乗っかってきて、前面に競り出してくるよう。
それらを、ゆったりと味わいながら飲んでみると、
グググッと深みのある風味が湧きあがってきて、飲みごたえも十分。

ファークラスって、鮮やか過ぎるモノだと、ベリーっぽさとゴム感とが
並行して現れたりすることがあって、個人的にしっくり来ないモノも
たまに見かけたりするんですけど、コレはそういうのが全くなかったです。

また、意外にしっかりとハーブのニュアンスが出ている点が、
ベリー系の甘酸っぱさと相まって薬酒を連想させ、興味深かったです。

こういうのは、誰もいない空間で、ゆっくりと静かに飲みたいですね。


アワードといえば、毎年コチラも気になります。
『第54回グラミー賞』

個人的には、やはり主要3部門を含めて計6部門にノミネートされてる
アデルが気になります。

アルバム『21』が最優秀アルバム賞・最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム、
シングル"Rolling in the Deep"が、最優秀レコード賞・最優秀楽曲賞、
最優秀短編音楽ビデオの3部門。
シングル"Someone Like You"が、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス。

喉の痛みを訴えて全公演をキャンセルしている点が気がかりですが、
その歌唱力はもちろん、音楽センスともに、やはり特筆すべきものがあり、
受賞を期待したいところです。

というわけで、アデルの"Rolling in the Deep"を♪

余談ですが、COLDPLAYネタを。
最優秀ポップデュオ/グループ・パフォーマンスにノミネートの"Paradice"と、
最優秀ロックパフォーマンス・最優秀ロックソングにノミネートの
"Every Teardrop is A Waterfall"の行方も気になります・・・。

ただ、ロックに関しては、Foo Fightersも気になりますね~♪

#グレンファークラス #スペイサイド #ウイスキー・フェア

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