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SMWS 3.166 ボウモア 11年

ソサエティの今秋リリースされたボウモアです。
つい先日、地元のBarでいただきました。
結論から申しますと、驚きと同時に、かなり美味しかったです♪

その日は、飲みたいモノが複数ありまして、それらをお伝えしましたところ、
ズラズラと6種類ほどカウンターに並べていただきながら、ちょうどマスターも
飲ませたいモノがあったようで、その中の1つがこのボウモアでした。

 ボウモア
 1999 11年
 SMWS 3.166

 蒸留年:1999年5月
 瓶詰年:2010年6月
 1st フィル・バレル
 59.7%


【色】
明るく、やや薄めのクリアな小麦色。

【香り】
パッション感のあるシトラス、グレープフルーツと潮。
シロップ的な甘さが目立ちながら、僅かにカツオ節を。
海岸で焚き火、海藻と磯の香りを薄く。石灰。
始めはパッと広がる香り、徐々に丸く奥まった甘香がクリアに伸びる。

【味わい】
磯の風味とスモーキーさのある口当たり。
パフュームに傾きそうなフローラルとトロピカルフルーツ。
薄いドライフルーツのパイナップル程度なので、インパクトは控えめ。
テンペスト傾向の甘さを薄くしたようなキャラメル・シロップ感。
厚みのない’93といった雰囲気を感じる。昆布だしを舌奥に。
シトラス・トロピカルから塩キャラメルへ、その間ずっと磯スモーク。

【フィニッシュ】
喉・鼻奥にリネン、ごく僅かなフローラル、返りがちょっとパフュってる!?
柔らかで温か、クリアな余韻。

いや~、驚きました・・・。
全体的な印象は薄い’93。強いて挙げればTWAの3rd・3Rがクリアで繊細になったよう。
(あ、もちろん並べて飲むと違うんでしょうけど、あくまでも雰囲気ってことで)

そして、初めにパッと広がるフルーティーさと際立つ甘さはテンペストのニュアンスを連想。
あるいは蒸留所ショップ販売のクラフトマンズ・コレクションっぽいかもしれません。
(というか、今思えばテンペストとクラフトマンズ・コレクションって似てません?)

個人的には、ボディに厚みがあれば・・・と思いました。ちょっと淡麗すぎるかな。
ですが、今のボウモアの良い部分がバッチリ出ていると思います♪
いや~驚いたなぁ~・・・あの味、若いボウモアにもキチンと出てるんですね。
そして価格聞いて、もっと驚きましたけど(安っ!)

飲まれた皆様いかがでしたか?
まだ飲まれていない方、これはぜひ試してみてください!!

#ボウモア #アイラ

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