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ストラスアイラ 20年 キングスバリー

やや濃厚で、極甘口なストラスアイラです。
個人的な嗜好としては、この辺が限界でしょうか。。
これを超えちゃうと、シェリー由来のエグさがバリバリ感じられ、ちょっと苦手かも。
そんなこと言っても、冬になると暖かな味わいが欲しくなっちゃうので、
こんな甘く温かい風味のストラスアイラも悪くないんですよね。

自分の体調以外にも、季節によっても、嗜好って変化するものなのかな。
そんな気分になる1杯でした。

ストラスアイラ 20年
キングスバリー

このキングスバリーのストラスアイラ。
『バルデスピノカスク』と記されています。
モルト以外の酒について、ほぼ完全無知(マジです)な僕は、いったい「バルデスピノ」が何のことか、さっぱり検討もつきません。・・・シェリーでしょ?←この程度ッスw

調べてみると、老舗のシェリーメーカー「バルデスピノ社」のシェリー樽を使用しているとのこと。現在では樽の供給が行われていないこと、品質が高いシェリーであるということから、「まさに品質と稀少性を兼ね備えたシェリー樽熟成品」として紹介されていました。

・・・うん、スゴそう。(それだけかよw)
と、とにかく飲んでみないと・・・ですよね!?

【色】
とにかく濃い赤紫色。

【香り】
いきなり濃いベリー系の芳香が真っ直ぐ鼻奥まで入ってきます。
クランベリーの華やかでフレッシュさを感じる酸味と甘い香り。
プルーン、ザクロ、糖蜜、ブドウの皮。
やがて奥に麦の香りが徐々に感じられてきます。
ラムレーズン入りのケーキ、ミルクチョコのニュアンスも。
香りから、濃いシェリー由来の味がハッキリと連想できますね。

【味わい】
やや粘性を感じ、薄いジャムのような口当たり。
口中に一気に広がるシェリーの味わい。
まだ熟していないブドウの酸味と渋さ、クランベリー。
アプリコットのような風味も感じつつ、極甘口のフルーティーさ。
で、やっぱり感じるゴム感。砂消しゴムのようなモサッとした香り。
濡れた新聞紙。

【フィニッシュ】
ビターチョコとゴム風船のような風味を感じ、長いベリー系の余韻。
甘さが口中に残り、舌に絡みつくよう。

すっごく甘いですね~!
多少のゴム感はあるものの、それよりもベリー系のフルーティーさが強く感じられ、そこに華やかな印象を持ちます。・・・ちょーっとヤリ過ぎかな~、なんて一瞬思いましたが。
ん~、ストラスアイラっぽさが消えちゃった気がします。

ただ、これはこれでアリなんでしょうね。
すごく暖かな雰囲気ですし、ホッと落ち着くような気分になりましたよ♪

#ストラスアイラ #スペイサイド

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