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グレンキンチー 1982 19年 DC

スコッチモルト販売のディスティラリー・コレクションより。
今回は1つ前のラベルから、グレンキンチーです。

グレンキンチー。
個人的には見かけるけど飲まない銘柄の1つかもしれません。
あ、決してマズイという話ではないんです。
何と言うか・・・
・・・・・・・・・・・・・地味(笑)

「よし、今日はキンチーを飲もう!!」っていう発想が、なかなか出てきません。

グレンキンチーがお好きな方にとっては、大変失礼な話からスタートしてしまいましたが、個人的な感想なのでサラッと流していただけると助かります。。

さて、ディスティラリー・コレクションのグレンキンチー。
滑らかでシャキッとした味わい、アルコール強めながら端正でクリア。
その奥に一味違った個性も見えたような気がします。

グレンキンチー
1982 19年
ディスティラリー・コレクション

蒸留年:1982年
瓶詰年:2001年
62.5度
Scottish Independent Distillers Co.Ltdより

このグレンキンチー、元はスコティッシュ・インデペンデント・ディスティラーズの所有から選定されたものだそうです。スコティッシュ・インデペンデント・ディスティラーズは、1928年に蒸留所とブレンダーのグループによって設立され、チーフテンズ・チョイス等をはじめさまざまなシリーズをリリースしています。

ここで「チーフテンズって、イアン・マクロードじゃね?」という疑問が。
調べてみると、ラベルに蒸留所名を記載できるのがイアン・マクロード、できないのがスコティッシュ・インデペンデント・ディスティラーズらしいです。
むぅ・・・こういうの苦手(笑)
「へぇ~なるほど~」とは思うけど、なかなか覚えられないっす。

【色】
淡いイエロー・ゴールド。やや薄曇った色。

【香り】
ツンと鼻につくアルコールの刺激と、穀物系のザラッとした雑味のような香り。
有機溶剤のような工業的な香りを一瞬感じます。
いわゆるアイラのそれとは違う薬品的な香り、とも言えるでしょうか。
すぐにガムシロップとレモン、植物、葉の香り。
香りの立ち上がりが緩やかで、感じ取るのに時間がかかりました。

【味わい】
キリッとした固めの刺激がシャープな口当たり。
舌に刺さるような刺激を一瞬感じますが、すぐに柔らかで水っぽい味に。
薄いレモン・シロップのかき氷、ヨーグルトの風味。
僅かにバターっぽさ、塩辛さが舌に。
柑橘系の苦みと麦の風味を淡く感じます。
全体的に薄い味わいですね。

【フィニッシュ】
ふたたびアルコール香りを上顎から鼻の奥に感じます。
自然の産物ではない工業的な風味。非常に軽く余韻少なめ。
若干のシロップ感。

個人的には印象少なめだったんです。
「うわ~淡泊だな~」っていうのが最初の印象でした。
強いアルコール感の奥に植物的な風味があったのは面白いと思いましたが、
全体的に淡く薄い香りと味わいだったトコロに、淡泊な印象を持ったんだと思います。

度数も高めですし、その度数でこの味わい。
タイミングの難しいモルトだったように思います。
もう一度飲んでみたいのですが、もうウチの近所には無いんです・・・。

そういえば、以前きゃず3様がG&Mのキンチーを紹介されてました。
 →『とりあえずブローラで』ボトラーズでのお初?
後はSMWSとシグナトリーのカスクでありましたね。
他にもあるのでしょうか??

このキンチー、飲んだことのある方の感想をぜひ伺いたいです。
飲んだ記録をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお聞かせください!!

#グレンキンチー #ローランド

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