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ポートエレン1999 23年 ハート・ブラザーズ

近所のBarで「出会い」ました。
そう、本当に偶然の出会いだったんです。

そのBarのマスターは、すごく気さくで親しみやすい方で、シングルモルトの色んな話を聞かせていただき、たまに「こんなの来たよ」なんて言って、インポーターさんの新入荷DMやらパンフレットやらを見せてくれます。

その日は、入店してズラッと並んだボトルを見ながら、最初は何から飲もうか考えていました。いつもはある程度決めているんですけど、マスターにお任せして飲んでみようかと思っていたんですよね。

で、出会いました。
僕の右目、視界ギリギリに入ってきた濃紺に金縁、金色の文字。
「(あのラベル…!キター!!)
 …アレ、ポートエレンですよね??」
「そうだよ。…あ、最後の1杯だ。飲む?」

もちろんです♪

ポートエレン1999 23年
ハート・ブラザーズ

蒸留年:1975年4月
瓶詰年:1999年1月
アルコール度数52.5度 カスクストレングス
ハート・ブラザーズ ファイネスト・コレクション

美味しいです。
非常に柔らかで繊細かつ複雑。
大雑把に言ってしまうと、この手の味わいのモルトは好きです。
少し意地悪な言い方をすると、希少性から美味いと思いこんでいるのかと、
自分を疑ってしまいそうになります。
何も知らない人に飲ませてみると何て言うんでしょうね。

話が逸れました。

【色】
やや濃いめの金色。
少し曇っているのか、銅色に近いです。

【香り】
非常にスッキリとしていて、ドライな印象。
ドライフルーツ、塩っぽさに合わせて、若葉と消毒液のような香り。

【味わい】
飲み口は、やや弱めのドライさとオイリーさ、しっかりとした飲みごたえ。
オリーブの実に近いかもしれません。
塩辛さ、レモンやハーブのような爽やかさ、海藻のような味わい。
穀物系の甘さを感じますが、この甘さは塩っぽい味わいと対比して感じられる気がします。
ピートは軽いですね。
徐々にスモーク香が口中に広がります。

【フィニッシュ】
ややドライでスパイシー。
フレッシュでフルーティーな余韻が細く続きます。

思った以上に滑らかで柔らかく、さっぱりとした印象でした。
もしかしたら、ちょっとヘタっていたのかもしれません。
最後の1杯でしたし、開栓してから時間が経ってますから。

ですが、個人的には非常に美味しく感じられました。
もっと色んなポート・エレンを試さないと確定的なことは言えませんので、
今後も機会があればポート・エレンを追いかけてみたいと思います。
今まで飲んだのはボトラーズばかりですし、唯一オフィシャル的なモノは、
3rd、4th、5thの3つだけというヘタレっぷり(笑)

頑張らないとなぁ。。。

…このポートエレン、続きがあります。
飲み終わった後、チェックを済ませ帰宅。

なぜかボトルを貰ってしまいました(笑)
このボトル、もう見れないでしょうから、ラベルを保存します♪

#ポートエレン #アイラ

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