サントリーの基礎をきずき、独り立ってニッカを興した、国産ウイスキーの父・竹鶴政孝の、苦闘と栄光の半世紀。
いつの日か、この日本で、スコッチに匹敵するウイスキーを造る――。大正7年、ひとりの日本人青年が単身英国に渡った。知人もなく、言葉も通じない異国で、ひたすらスコッチ造りの技術と精神を学ぶ暗中模索の3年。やがてめぐりあった生涯の伴侶リタとの愛と結婚……。サントリーの基礎をきずき、独り立ってニッカを興した、国産ウイスキーの父・竹鶴政孝の、苦闘と栄光の半世紀。
プロローグ
第一章 リヴァプール行きオルドナ号
第二章 生命の水、そしてリタ
第三章 国産ウイスキー第一号
第四章 余市ニッカ沼
第五章 キング・オブ・ブレンダーズ
エピローグ
#ウイスキー