偶然というか、何でも話してみるもんだな~と思ってしまいました。
以前、プチ遠征した時に飲んだ「モダンマスターズ」2種。
あのときは「ザ・グレンリヴェット1975」と「ロングモーン1976」でした。
その話を近所のBarのマスターにお話したところ、出てきたんです♪
それが今回ご紹介する「ブローラ 1981 モダンマスターズ」!
灯台もと暗し…ではないですね。
いろんなお話をさせていただくことで、点と線が繋がって輪となり、それが広がっていく感覚。これは嬉しいし、楽しい出来事です♪
モダンマスターズ
蒸留年 : 1981年
瓶詰年 : 2004年
シングルカスク(239年) ノンチル・ノンカラー
これまた…濃い緑が怖い(笑)。
ちなみに、絵の作者を調べてみると、作者はJack Knox、絵のタイトルは「West Highland Way」だそうです。このラベルだけで嫌いになっちゃう人もいそう…かも??
さて、飲んだ感想です。
【色】
やや曇った金色で、麦っぽい黄色とグレープフルーツ・ジュースのよう。
【香り】
非常にバランスの取れた香り。生キャラメルのような香りとガムシロップ、その奥に酸味。
ただ、これはバランスが取れ過ぎて、印象の薄さ、硬さを感じます。
そして後からフワッと立ち昇る「輪ゴム」のような香り。
焦げたゴムや花火の煙…にも感じられますが、第一印象は輪ゴムでした。
全体のイメージは濃いクライヌリッシュ?
そこへ独特なゴム臭またはロースト感を足したような香りです。
【味わい】
飲み口は、ドライで唇と舌にピリッとした刺激。やや塩っぽさを感じます。
同時にラム・レーズン、やや粘りのある飲み口。
飲んでみると、まず渋みとフルーティさ。これが酸味を伴うシャープな印象を持たせます。
グレープフルーツ、ライムのような青臭い柑橘系。
迷うことなくシェリー由来を感じさせるゴムっぽさ、イガイガ感。
そこに焦げた木のようなニュアンスが合わさり、ゴリッとした感覚があります。
くすんだ燻香と、淡い煙たさも感じられますね。
やや鈍いエグさを感じながらも、フルーティさに包まれているので厭味がありません。
【フィニッシュ】
意外とキレがあります。
口中に少し苦みが残りますが、それよりもフルーティさが先行しているのでクセをあまり感じさせません。
時間が経つと、よりフレッシュになり、ゴムっぽさも柔らかくなっていきますね。
ゆったりと愉しむと、後半は印象が変わってくるかと思います。
それにしても1981年のブローラ…まだサンプルが少ないですが、総じて濃いクライヌリッシュというイメージがありますね…。
う~ん、探すか…?探しちゃいますか…??
ともかく、ゴムっぽさと燻香、淡いスモーク、それらを包むフルーティーさが面白い味わいの1杯。
コレ、もう1回試してみたくなりました♪
#ブローラ #ハイランド