これまで、ほとんど飲んだことのない銘柄なので、記憶に残っていません。
マーレイ・マクデヴィッドのやつを飲んだことがあるくらいでしょうか。
だから、毎回が新鮮な気持ちで飲むことができたりするんですよね。
グレンアギー。
1983年に閉鎖してしまった蒸留所。
設備そのものが解体されてしまったので、今後の再開は絶対にないですね。
そんなグレンアギーを、今回はスコッチモルト販売の『TIR NAN OG』シリーズでいただきました。
チール・ナン・ノク
蒸留年:1980年
瓶詰年:2009年
『チール・ナン・ノク』って、どういう意味なんだ?
と思っていたら、スコッチモルト販売の広告を見せていただきました。
また、同社HPには、以下のように書かれています。
チール・ナン・ノクとは、ケルト神話で「戦士が甦る黄泉の国」を表す。
今はなき幻の蒸留所は、ケルト神話になぞられ「チール・ナン・ノク」として再び復活を遂げる。
数々の伝説を綴ってきた閉鎖蒸留所のモルトが今ここに甦る。
なるほど~、と1人で納得(笑)
さらに、ちゃんとテイスティングが書かれていて、完全にその文章に引っ張られちゃいました。
「スコッチモルト販売」のテイスティングより
シェリーの甘さ、ビターオレンジの爽やかな香りが特徴。
柑橘系と長熟感を感じさせる。
しっかりとしたボディとビターでドライな味わい。かすかに松ヤニ。
心地よい刺激が長く続く。
うん、ホントにそんな味わいですね~。
もう少し、自分なりに付け足してみますと…
【色】
オレンジ色がかった紅茶。
【香り】
甘い樹液、メープルシロップのような香り。
ややアルコールの匂いが強く、鼻にツンと刺さるような感じです。
オレンジチョコレートのような柑橘系を伴った濃く甘い香りが印象的。
【味わい】
飲み口が、ドライで唇と下にピリッと刺激を感じます。
オレンジの酸味とジューシーな甘さ、柑橘系の苦味もありますが、フレッシュさが強いです。
シェリー香と木香が熟成感を感じさせます。
ややオイリーな舌触りの奥にイガイガとした木屑のような粉っぽさも。
【フィニッシュ】
ドライな味わいのわりには、非常にスッキリとした印象。
ドライな味わいのためか、思った以上に飲みごたえがあるように感じました。
公式には、「松ヤニ」とありますが、そもそも「松ヤニ」が良く分かりません(泣)
ただ、オイリーさを感じたので、これが「松ヤニ」なのかも。
モルトの味を知るには、本当にいろんな香りや味を知らないといけないんですね…。
なかなか飲みごたえのある1杯でした。
個人的には、好きなタイプの味わい。
ぜひ試してみてください♪
#グレンアギー #ハイランド