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023. グレネスク / Glenesk

2012.04.28

 この日は、アバディーンを出発して3つの蒸留所(跡)を巡って再びアバディーンに帰ってくる、という詰まったスケジュール。バスや電車のタイムテーブルとにらめっこしながら綿密に計画を立てて、まず向かうはアバディーンの南、モントローズという町です。

 アバディーンからモントローズまでは電車で30分強の距離。


(アバディーンの駅はでかい。さすが都市といわざるを得ない)
 
(駅前の様子)

 モントローズは入り江の脇にある小さなリゾートタウン。海も近く、田舎的な雰囲気とリゾート的な雰囲気が混ざった、いい町です。かつてはロッホサイドという蒸留所もありましたが、1996年に閉鎖。現在、そちらの蒸留所は建物も取り壊され、完全な更地になっております。
 最初の目的地、グレネスク製麦所までは歩きで1時間足らず。正確な場所まで分からなかったのだけれど、行けば分かるかなー、と方角だけを確認しながら進むと、遥か彼方にテトリスブロックのような直方体をした建物が。あれなのかな?と目算をつけてそちらへ向かいます。

 モントローズから外れ、ヒルサイドという町に到着した辺りで、いままで北上してきた道を右手に折れ、しばらく歩くとこんな看板が。


(ビンゴ!)

 看板を無事見つけて、ルートが正解だったことに安心しながら進みます。かなり広大な敷地を持っているらしく、看板からさらに進むこと10分程度。ようやく辿り着きました。


(広大な土地を持つ製麦所。この敷地内で栽培も行っているんですかね?)


(左手の奥が、現在稼働している生産棟)


(いまも立ち並ぶ、かつてはウェアハウスだった建物群)


(無機質な直方体の建物は、かなり遠くからでも確認できた)

 かつてはヒルサイドというモルトを生産していた時期もありましたが1985年に閉鎖。現在ではスチルも全て取り外され、モルトスターとしてのみ稼働しております。
 辺りには甘く香ばしい麦の香りが漂っていました。

 見学は出来なそうだったので、おとなしく踵を返して次の蒸留所を目指します。

#Glenesk

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