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シャア専用です?

一昨日は、すし屋に様々な酒を持ちよってひたすら飲み食いする月例会。
「46会」という名前なんですが、ネーミングからすでにおっさん丸出し(笑

長野のすし屋さん「鮨仁」に同年代の有志が集まり、
一ヶ月に一度、可能な限り贅沢に飲み食いすることを趣旨としています。

酒の予算は1000円/人と少ない(少なすぎだっ)ので、酒仕入れ担当の僕としては毎回悩ましいのですが、

自分の好きな酒を、ほぼ独断で用意できるというメリットがあるので、
予算オーバーなところはマイボトルでカバー。

46会については、こちらの鮨仁ブログにも記事があります→鮨仁ブログ

今回のテーマは鮪と初鰹づくし、サブテーマは「シャア専用で」という訳わからん要請を受け、
用意したビールは志賀高原ビールのIPAとミヤマブロンドです。
画面右の赤い奴がIPAで、シャア専用。
「じゃ、左は量産ザクか?」という写真なのですが、実際はそんなことはありません(汗

鰹には少しハーブ系の酒を当てたかったし、酒予算に負けないインパクトを求めてIPA。

魚介類(しかも刺身がメイン)とIPAというのは難しい組み合わせですが、天ぷらもあったし、香りのよい鮪のステーキもあったので、想像以上の戦果を挙げたようです。
今回、乾杯からIPAを持ってきましたが、柑橘系のホップの香りは大いに食欲を刺激。
各々「うまいっ」、「これ、いいっ」とか、大好評でした。
酒担当としてはどう美味いのか、どう良いのか知りたいのですが、楽しみ最優先です。
魚のプロフェッショナルである鮨仁二代目の反応も気がかりでしたが、最もこのエールを気に入ったのが彼であったことは予想外の戦果でした。

魚介類に強さを誇るミヤマブロンドは安定した力を発揮してくれました。

ビール好きのメンバーも納得で定番化しそうです→

積極的な意味で原料に米を使ったエールは、ベルギーなど海外のものには多く見られますが、
自家栽培の美山錦を使えるのは、酒の蔵元ならではです。
ホップも程々に利いているし、個性も立ったものがあるのですが、料理の味わいを損なうことなく際立たせる懐の深さがあります。

鰹の炙りを想定してもっていったのがコレ、白州12年。

今のところ、すし屋で最も大きな戦果を挙げているのが、白州10年と先月の宮城峡。
もちろん、普段からウィスキーを飲んでいるか、どんなウィスキーを好むかで変わるけれど、
ウィスキーを飲む機会の少ないメンバーから好評を得たというところで、ポイント高い感じがする。
味わいはスコッチの兄弟でも、外に持ち出してみると使いどころが結構違うのだ。


今回も、鮨仁二代目には贅沢な食材を惜しみなく使っていただき感謝、感謝。

調理方法の異なる料理を複数準備することは大変ですけれど、酒を用意する立場とすれば大いに助けられます。
刺身でだめでも焼いたらOKとか、天ぷらなら最適とか、ひとつの酒で食材のいろいろな側面に接することができ、楽しかったです。

だから、次回からもそれを要求する(笑

次回の46会は6月25日だそうな。
次は何で何を飲もうかな~♪

←忘れそうになりましたが、今回のワインはこれ。

予定ではロワールの辺りからセレクトするはずだったのですが確保できず、シャア専用という使命があったので、魅力的な白も選択外に(泣

グリニョリーノを単一品種で使い、イタリアのピエモンテ州で作っている赤ワインです。
ワイン好きでも、グリニョリーノってあまり飲まなかったりしませんか?
ライトなボディながらキュートな魅力満載でした。

ボージョレという選択もありましたが、ヌーボー解禁時の「ボージョレ、しばらく要らね」という言葉が耳に渦巻いたので、断念。

ボージョレのヌーボーはコストパフォーマンスも悪く、正直、仕事でなければ買ってまで飲まないのですが、ヌーボーじゃない熟成を経たボージョレのパフォーマンスは高いですよね。
ヌーボーの人気や不人気が、ボージョレの存在を不当なほど隅に追いやってるような気がします。

↑シャアも納得の赤い軍団(笑

今回はコレで打ち止め~

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