ハイランド地区G
【G】 GLENGOYNE / グレンゴイン
●ウェブ・サイト・・・・http://www.glengoyne.com/
●所在地・・・・・・・・Dumgoyne, Stirlingshire
●創立・・・・・・・・・1833年
●所有者・・・・・・・・Ian Macleod Distillers Ltd
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・ダムゴイン丘から流れ出る小川
●ブレンド銘柄
カティサーク
ザ・フェイマス・グラウス
ラングス
*上記ブレンデッド・ウイスキーは全て前オーナーの「Robertson & Baxter (Edrington Group)」系の商品。イアン・マクロード社へ買収(2003年)された後はどうなってるのか分かりかねるが、ラング・ブラザーズ社所有(1876年~)の蒸留所であったし、グレンゴインありきなブレンデッド・ウイスキーなだけに、ラングスとの関係だけは断ち切られて欲しくないと思う。
【ティスティング No.94】
グレンゴイン 17年熟成 43% 蒸留所詰め
80”s Rotation
【色】
琥珀色。(チャート0.7~)
【香り】
バニラ、蜂蜜、ワックス、青リンゴ、少し干草。強く無いが良好な良い香り。
【味、フィニッシュ】
麦芽の甘み、ナッツ、バニラ、主張少なくスパイスとタンニン。ソフトだが思ったよりもシャープさを感じる。アフターは熟成年数を考えたら短め。
【総評】
嫌味の無いスイートさで飲むウイスキー。「普通~に美味しい。」しかし、裏を返せば印象に残り辛いウイスキーとも言えそうだ。
こう言う起伏の少ないスタイルの物は誰も嫌う人はいないし、使勝手もあるとは思うのですが、余り話題にはならないウイスキーの1つで、私も「あっ、そんなんあったね~!」って言う位、どこかに置き忘れた銘柄なような気がします。
原因として1つ考えられるとしたら、その個性の無さだと思いますが、しかし個性の無さこそがグレンゴインなんですよね~!(笑)何ともはや、捉え所が無いっていうか、何て言うか、「ライト&スムース」だけでは無いとは思うんですが、表現し難いですね~。
しかし、現在はオフィシャルにて色々なアプローチをされた商品もチラホラ存在するので、「これは!!」っていうものも恐らくリリースされているでしょう。特にシェリー物関係はこういった酒質なのでダイレクトに影響していて面白いかも知れません。
ボトラー関係は無くはないですが、ほとんど見ることが少なく以外にレアだったりします。探してオフィシャルと比較するのも楽しいでしょうし、以外な一面を発見することもあるでしょうね。
#ハイランド