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【A】 ARDMORE / アードモア

ハイランド地区A

【A】 ARDMORE / アードモア

●ウェブ・サイト・・・・なし http://www.teacherswhisky.com/ http://www.fortunebrands.com/
●所在地・・・・・・・・Kennethmont, Huntly, Aberdeenshire
●創立・・・・・・・・・1898年
●所有者・・・・・・・・Fortune Brands Inc.
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×14基
●蒸留器・・・・・・・・初留×4基 再留×4基
●仕込み水・・・・・・・ノッカンディー・ヒルの14の泉
●ブレンド銘柄

バランタイン
ティーチャーズ

*2005年という割と近年にフォーチューン・ブランズ社により買収された経緯があることから、現在ブレンドされているか否かは分からない。

しかし、創始者ウイリアム・ティーチャーの息子により建設された蒸留所なので、どんな所有者であろうがティーチャーズのメイン・モルトから外れることは恐らく無いだろう。バランタインは前所有者のアライド・ディスティラーズ社のブランドであるが、アードモアの原酒ごと売ったのか、確保しているのかが分からないので何とも言えない。

【ティスティング No.69】

アードモア 20年熟成 1968-1989 58.4% シグナトリー詰め
Bottle No.395 of 600

【色】
銅色。(チャート1.0前後)

【香り】
カラメル、オールド・シェリー、バニラ、奥に畳のような草の香り。香り高くは無く穏やかな印象。

【味、フィニッシュ】
シャープでスパイシーな辛さがあるものの、濃くは無いがシェリーのニュアンスが強い。ヒリヒリとしたジンジャーとカラメルのような甘さ、続いてチョコレートやコーヒー、バニラへ変化し、遅れてタンニンへ落ち着く。良い感じに切れ上がるので、アフターは一旦短いように思えるが、なおもスパイシーさとカラメルが続く。

【総評】
香りと味わいのギャップが面白いシングル・モルト。一見穏やかなのだが、口を付けた途端に別のステージへ連れて行ってくれる。

スパイスからシェリーへ、そしてまたスパイスへ・・、クルリと変わる変化はお見事!!嫌味など全く無く、ドライでありながらシェリーがやって来るというモルトは、私も余り飲んで無いような気がする。

アードモアと言えば!・・といって思い出すようなことは余り無いのだが(笑)、私位の年齢だと、恐らくほとんどの人がG&Mの物位しか知らないと思う。オフィシャルも過去ありはしたみたいだが、当時でもそれ相当な探し方をしなければ日本で入手することは少なかったはずだ。

現在、余り長熟なものは少ないが、新旧ボトラーより入手可能なので、そちらを飲むしか無いだろう。たまにオークションなどでオフィシャルを見かけるが、当然「ほぉ~!」って言う値段ですので、思い入れが無い私の触手が動くことは多分これからも無いと思う。

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