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【C】 CONVALMORE / コンヴァルモア

スペイサイド地区C

【C】 CONVALMORE / コンヴァルモア

●ウェブ・サイト・・・・なし
●所在地・・・・・・・・Dufftown, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1894年
●閉鎖・・・・・・・・・1985年
●所有者・・・・・・・・William Grant & Sons Ltd.(1990~2年以前は、所有、ライセンス共にUDV[DCL])
●発酵槽・・・・・・・・不明
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基(1965年以前は1基、1基)
●仕込み水・・・・・・・コンヴァルヒルの泉
●ブレンド銘柄

ローリーズ
ブラック&ホワイト

*ローリーズなるブレンデッドが現在流通しているかは不明。現代においてはブラック&ホワイトの原酒と言って差し支えないだろう。

【ティスティング No.20】

コンヴァルモア 26年熟成 41.6% ケイデンヘッド詰め
For Japan, 8~90”s Rotation Black Dumpy

【色】
深いゴールド~シェリー・アモンティリャード(0.8~1.0)

【香り】
バニラと甘いセメダイン。少しナッツ。古い磨かれた木材。

【味、フィニッシュ】
バニラと樹脂。ドライな口当たりだが、浮き出るように、バニラ、溶剤、タンニンへ向かう。熟成年数にしてはアフター・フレーバー短め。

【総評】
割と最近、オフィシャル・ボトルがリリースされて話題になったコンヴァルモア蒸留所。レア・モルト・シリーズも好評で少しばかり株が上がったのではないでしょうか?

とはゆえ、それは極一部の話しで、広くはマイナーな蒸留所としての認識と言っていいでしょう。

さて、今回のボトルは、マニアにはお馴染み、妄信的ウイスキー・ジャンキーな方にはある意味憧れのケイデンヘッド・ブラック・ダンピー物。このシリーズは色々な度数で詰められているので、カスク・ストレングスとハッキリ分からないものも多数存在しているハズだ。

このボトルもえらく半端な度数なので何とも言えないが、とりあえず酒質には合った度数で、ドライな口当たりながら旨みもあり、いくらでも飲めそうな勢いを持っているので、ある意味危険なウイスキーと言えるかも知れない(笑)。

熟成年数から考えると「満足!」とは言い難いが、バーボン系樽の面白みは表現していると思う。古いブラック&ホワイトと飲み比べるのも面白いかも知れませんね。

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#スペイサイド

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