なんと!
京都に行った翌週から働きはじめたので・・・
と、いうか、京都最終日、ランチ後
「後は新幹線に乗るだけだし・・・」と
気怠い昼下がりに、Barカスクさんで、
スコッチをちびりちびり舐めていたら、オファーの電話があったのでした。
なので最近の平日はスピード勝負の夕食レシピばかりだから
休日ぐらい、ゆっくりと煮込み料理でもしましょうか。
わたしは20歳11ケ月で親元を離れ、上京。
以来、食に関しては
母の手元を見よう見まねで覚えた田舎料理をベースに
雑誌やビジュアル本で、憧れを持って眺めていた
有元葉子さん、高橋永順さん、リー・ベイリーさんのレシピに
強い影響を受けている。
素敵!→美味しそう!→食べてみたい!→作ってみよう!と
どれほど手に取り、実際に作って食してきたことか・・・
後に有元先生の料理教室に通い始めた8年ほど前、
初めて、先生の料理を口にした時に、本末転倒ながら
「わたしがいつも作っている味とおんなじだ!」と想ってしまった・・・。
それほどまでに、感化され、レシピが身に付いていたのですね。
さて、今回の「ウイスキー・チキン」は
高橋永順さんのレシピを、もっと手抜きし、
酒飲み向けにバーボン量を増量したものです。(^^)
<材料>2人ぶん
鶏もも肉・・・2枚
玉ねぎ・・・小なら6ケぐらい、中なら4ケぐらい
ニンニク・・・1〜2片
バーボン(例えばワイルド・ターキー)・・・カップ2
塩(だけはちょっとこだわっていい塩を使ってね)・・・適宜
牛乳・・・適宜
蓋がぴっちり閉まる鍋を用意
鶏ぶつ切り→玉ねぎ千切り→ニンニク薄切りの順番で
鍋に放り込み、塩少々を振って(後で調整するので、ここではごく少なめ)
コンロの火をつける前に バーボンを入れます。
そうしないと、フランベでさえ、ファイヤーするのですから
これだけの量のアルコールなので
間違いなくキッチンが火事になります。
くれぐれもご注意を!
蓋をぴっちり閉めてから点火し、
一番微小の火力で煮込みます。
これだけです。
玉ねぎとバーボンの水分だけで煮込むので
キッチンはえも言われぬほど、甘い香りに包まれます。
でも、焦がさないように気をつけてね。
煮込めば煮込むほどチャツネっぽくなるので
好みのしゃばしゃば加減にしたい時には、牛乳でのばしてください。
もちろん生クリームを使ってもいいけど
牛乳で充分美味しいと想います。
塩加減も好みで加減して。
黒こしょうや、ジャガイモや、その他もろもろ入れたくなるけど
あえてこのシンプルさを楽しんで欲しいところです。
今回は五穀米を添えましたが、
コーンを入れて炊いたごはんの方が
味わい的にも、見た目的にも、アメリカ南部っぽいかも。
このようにカレー的に一皿にまとめてもいいし
もっとスープ的にしても美味しい。
料理の手順とか、味わいよりも(ほっといても美味しくなるので)
くれぐれも防災に注意するべき
デンジャラスな料理です。
火の用心!