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そうだ京都行こう

硬直した人生は、旅に出て打破するのが常である。
流浪しているうちに、砂金採取の比重選鉱ごとく
ピュアで肝心な想いだけが選り分けられ、残るはずだから・・・。

・・・「そうだ京都行こう」

自分の無教養を面前に晒すことになるが
歴史に疎いわたしは神社仏閣に興味を示せない。
「ふ〜ん、そうなんだ〜」で終わってしまう。
でも神様も仏様も信じているから許して。

「じゃ、何しに?」

わたしは、
*好みの場所に身を置き
*心地よいホスピタリーの人々に出会い
*美味しい料理を体に納め
*美味しいお酒に酔えば
たいていの物事は好転すると頑なに信じている。
今回も、2泊3日の予定に、それらをぎっしり詰め込んで
いいことづくし、プラスのパワーを浴びまくるのよ。
京都は上記のすべての条件を満たしそうでしょう?

AM6:43発、のぞみの車内は、大半がビジネスマン。
(許せ、ビジネスマン)と心の中で乞いつつ
「プシュ〜〜〜」とビールのプルトップを開ける。
快感。
秋雨前線が列島を縦断する中、
新幹線のスピードで前線をくぐり抜ける。

静岡辺りで、大きな虹が出現。
『レースのカーテンのように揺らぐ大きな蝶』
『いざなうように歩く達観した猫』
そして『くぐれない大きな虹』は
わたしの人生が好転に向かう時に現れる予兆だ。
(おお、神様、仏様、出立して早くも祝福してくださるんですね!)
もうこれで、素晴らしい旅になることは確約された。
傘も持たずに出たけれど、天気に困ることも無いはず。
(コングラッチュレーション、わ・た・し)
「プシュ〜〜〜」。

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