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【G】 GLENMORANGIE / グレンモーレンジ

ハイランド地区G

【G】 GLENMORANGIE / グレンモーレンジ

●ウェブ・サイト・・・・http://www.glenmorangie.com/ http://www.lvmh.com/
●所在地・・・・・・・・Tain, Ross-shire
●創立・・・・・・・・・1843年
●所有者・・・・・・・・Luis Vuitton Moet Hennessy S.A.
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×4基 再留×4基
●仕込み水・・・・・・・ターロギーの泉
●ブレンド銘柄

ハイランド・クイーン

*系列のブレンデッドで言えばジェームズ・マーティンやザ・ベイリー・ニコル・ジャーヴィーへのブレンドも考えられないことは無いでしょう。

2004年、「Luis Vuitton Moet Hennessy」からの買収はまだ記憶に新しい所。当時は傘下蒸留所やSMWSも含め、どうなるかと思ってましたが、現在のボトル・デザインのチェンジ(味わいは飲んでからですが・・)の他には今の所大きな変化も無いみたいです(多分)。

【ティスティング No.97】

グレンモーレンジ トラディショナル 57.2% 蒸留所詰め

【色】
ゴールド。(チャート0.3~0.4)

【香り】
ニュー・スピリッツ、注射液、バニラ、オレンジの皮、麦芽。若いウイスキーの香り。

【味、フィニッシュ】
濃厚な麦芽の甘み。酸のあるバニラ、ハーブ、シナモン、オレンジ、花、藁や草、微かなタンニン分。「ウワッ」と広がりを見せ、複雑な味わいがめまぐるしく交差。長く続くようなアフターだが以外に「フッ」と消える。

【総評】
香りと味わいに若干の差を感じる原酒。若々しい香りなのだが、飲むと炸裂する濃厚さは特筆。樽に一言ある、流石はグレンモーレンジだと言った所だろう。

グレンモーレンジはどれを選んでも一定の水準と言うか、シングル・モルト・ウイスキーとは何たるかを表現している蒸留所で、非常に信頼に厚い銘柄。

個性としては薄いと言わざるを得ないのかも知れないが、バランス感覚に非常に優れ、プレミア商品は別として、価格相応のパフォーマンスは期待して良いと思っている。

現在、丁度リニューアルされる時期なのでこれからの展望は目が離せない所だが、オフィシャル製品のラインナップは多種多彩で、現在多くのディスティラリーやボトラーでやっている「○○フィニッシュ」という概念は、グレンモーレンジの成功が後押ししたと言って過言では無いだろう。

残念ながら、ボトラー系の商品は通常はまず見かけない蒸留所。少し前にSMWSよりリリースがあったが、同系列の会社ゆえの例外中の例外だということになるでしょうね。

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