MENU

【G】 GLENCADAM / グレンカダム

ハイランド地区G

【G】 GLENCADAM / グレンカダム

●ウェブ・サイト・・・・http://www.angusdundee.co.uk/ http://www.glencadam.com/
●所在地・・・・・・・・Brechin, Angus
●創立・・・・・・・・・1825年
●所有者・・・・・・・・Angus Dundee plc
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基(4×4との情報もある)
●仕込み水・・・・・・・リー湖
●ブレンド銘柄

バランタイン
スチュワーツ・クリーム・オブ・ザ・バーレー

*上記のブレンデッド・ウイスキーは、いずれも前オーナーのアライド・ディスティラーズ系なので現在ブレンドされているかは不明。

グレンカダムはバランタイン17年の魔法の7柱の1つであるし、スチュワーツにしてもメインの原酒なので、アンガス・ダンディー社の買収(2003年)以降の動向は、非常に気になる事柄と言えるかも知れない。

現在ブレンドされている可能性の高い銘柄はトミントゥール蒸留所の項で書いているので、そちらの方をご参照下さい。

【ティスティング No.89】

グレンカダム 1974-19?? 40% ゴードン・アンド・マックファイル詰め
Connoisseurs Choice (多分1993~5年位のボトリング)

【色】
ゴールドから琥珀。(チャート0.6~0.7)

【香り】
バニラや麦芽の甘い香りとハーブ。香ばしさがありヒネが少ない。少し溶剤、カラメル、バナナ?も感じる。

【味、フィニッシュ】
レーズン、バニラ・クリーム、ビスケット。麦の香ばしさがあり、少々の酸とタンニンがバランスし喉通りが良い。頃合の良い余韻の長さで、スパイスとクリーム・レーズンでフィニッシュ。

【総評】
決して主張の強いウイスキーでは無いが、グレンカダムではよく言われるクリーミーさが良く出ているのでとても印象が良い。

牛乳を練りこんだビスケットやクッキーの香ばしさは心地良く、レーズンの演出はやられたって感じ(笑)。まるで、そういったお菓子を食べたような後感はチャーミングさすら感じる。

現在はアンガス・ダンディー社より待望のオフィシャル・ボトルがリリースされ気軽に購入出来るようになったが、以前はボトラーでしか見ることの出来なかった銘柄の1つ。そのせいか、現在でもボトラー関係のリリースが多く、多種多様なスタイルを楽しむことが出来る蒸留所と言えるでしょう。

人気ブログランキング【ブログの殿堂】

#ハイランド

この記事を書いた人