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【F】 FETTERCAIRN / フェッターケアン

ハイランド地区F

【F】 FETTERCAIRN / フェッターケアン

●ウェブ・サイト・・・・なし http://www.whyteandmackay.co.uk/
●所在地・・・・・・・・Laurencekirk, Kincardineshire
●創立・・・・・・・・・1824年
●所有者・・・・・・・・Kyndal Spirits Ltd
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×8基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・ケアンゴルム山の湧き水
●ブレンド銘柄

ネザーミル
ホワイト&マッカイ

*フェッターケアン蒸留所の元々の名前であるネザーミルは、現在生産されているかは分からないが上記ブレンデッドとシングル・モルトが存在するらしい。共にフェッターケアンの原酒を使用していて30年という長熟物もあるとのことだが、生産量は年産たった60本という貴重品。現在国内では見かけない銘柄だ。

これまでのテイスティング・ノートにはホワイト&マッカイ系銘柄を「JBB Greater Europe Plc」として来たが、今回より「Kyndal Spirits Ltd」と改めた。調べた所2003年よりこの社名になっているのは間違い無さそうです。

しかし、実際「Whyte and Mackay Ltd」で表示されていたり、「JBB Greater Europe Plc」でも十分通じるので、余り考える必要は無いかも?

【ティスティング No.87】

オールド・フェッターケアン 10年熟成 43% 蒸留所詰め
90”s Rotation

【色】
ゴールド。(チャート0.5~0.6)

【香り】
バニラ、ナッツ、蜂蜜、干し椎茸。オールド化した香り。

【味、フィニッシュ】
ドライな口当たりだが麦芽の甘さがしっかりしていて藁は少なく樽を意識出来る。フィニッシュに表れる蜜の甘さとタンニンのバランスが良い。アフターは短いが、想像していた程短くも無い。

【総評】
残念ながらヒネた香りが出ているので少し鼻が慣れた所で探りを入れてみたが、おおむね予想通りの味わいだった。

今回のボトルは10年以上前のボトリングなので多少期待感はあったのだが、いかんせんショート・エイジなので理想通りとまでは行かず、まだまだドライな口当たりも残しつつ、少しだけ一体感が出た変化のみ。恐らくカラメルのヒネ香だろうが、香りは間違っても良いとは言えない仕上がりだった。

「ん~・・、これ以上はもう望めそうもないので、そろそろ成仏させようか?」そんな思いが頭を過ぎる。

現在のフェッターケアンは12年をメインに、15年やヴィンテージ物もリリースしており、以前よりはラインナップが豊富になって楽しみも増えたように思われるが、ボトラー関係は極端に少ないので、比較するには少し心もとない感じだ。

海外の有名なショップでもライナップが少ないので、シングル・モルトとしてのリリースは少ない方だと言えるでしょうね。

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