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【JP】 MIYAGIKYOU / 宮城峡

リクエストNo.16

【JP】 MIYAGIKYOU / 宮城峡

●ウェブ・サイト・・・・http://www.nikka.com/index.html
●所在地・・・・・・・・宮城県仙台市青葉区ニッカ
●創立・・・・・・・・・1969年
●所有者・・・・・・・・NIKKA WHISKY DISTILLING CO.,LTD (ASAHI BREWERIES,LTD.)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス(3万ℓ)×11基 ステンレス(5万ℓ)×11基
●蒸留器・・・・・・・・初留×4基 再留×4基
●仕込み水・・・・・・・新川川の伏流水
●ブレンド銘柄


ザ・ブレンド
キングスランド
スーパーニッカ ほか

*余市の原酒より、穏やかさを身上としているウイスキーなだけにブレンドされている銘柄は意外と多かろうと思う。

ちなみに同蒸留所では、現在スコットランドでも珍しいとされている「カフェ(またはコフィ)式連続式蒸留機」という旧式の蒸留機から生み出されるグレーン・ウイスキーも生産されている。

【ティスティング No.80】

宮城峡 12年熟成 45% 蒸留所詰め

【色】
琥珀色。(チャート0.7~0.8)

【香り】
カラメル、バニラ、コーヒー、溶剤、ゴム。ほとんどスパニッシュ・オークの香り。

【味、フィニッシュ】
バニラとカカオ、続いてタンニンとオーク材の繰り返し。やや酸もあるが苦味に負ける。アフター長いがやはり苦味が気になる。

【総評】
飲むタイミングかも知れないが、やたら苦さを感じてしまう、スパニッシュ・オークの良い部分を引き出しているとは言い難い原酒。現行の余市もそうですが、やたらシェリー樽のニュアンスを出し過ぎて本来のニッカ・ウイスキーの良さが失われている気がしてならない。

あくまで通常商品なので、多くの人が望む形ではあるのかも知れないが、ネット専売やS・M・W・Sボトリングなどで見せてくれた泥臭いニッカ魂を期待してしまうのは酷というものだろうか?

ま、オン・ザ・ロックやハイ・ボールなどにはこれ位のものが使用しやすいかと思うが、これまた現行の余市同様「高級スナック向けなんだろうか?」などと思ってしまう1本だ。

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