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【JP】 HANYU / 羽生

リクエストNo.12

【JP】 HANYU / 羽生

●ウェブ・サイト・・・・http://www.toashuzo.com/index.htm
            http://homepage3.nifty.com/venture-whisky/index.html
●所在地・・・・・・・・埼玉県羽生市
●創立・・・・・・・・・1946年
●閉鎖・・・・・・・・・2000年(蒸留器は2004年に撤去)
●所有者・・・・・・・・TOASHUZO.CO.LTD.
●発酵槽・・・・・・・・??
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・??
●ブレンド銘柄

オールド ハレー
ゴールデンホース 武州
ゴールデンホース 武蔵

*上記ブレンデッドには羽生蒸留所の原酒がブレンドされているとのこと。現在も東亜酒造よりシングル・モルトを含めたリリースがあるので、ベンチャー・ウイスキーが全ての樽を所有している訳では無さそうだ。つまり、ゴールデンホース秩父8年は、もうしばらくリリースが続くということだろう。

【ティスティング No.76】

イチローズ・モルト 1988-2005 56%(実測値56.3%) ベンチャー・ウイスキー詰め
Cask Type Hogshead, Bottled 094 of 600

【色】
琥珀色。(チャート0.7~0.8)

【香り】
オーク樽、レザー、シガー、溶剤、駄菓子屋で売っているイチゴの飴、ピート、栗、桃、ハーブ。香りは強く無いが複雑。

【味、フィニッシュ】
熱くドライ。ピートと樽の印象が強く、蜂蜜やバニラの甘みや多様な味わいをややスポイルしている。フィニッシュは長いが最後に苦味が残る。

【総評】
今をときめく人気銘柄!イチローズ・モルト・シリーズの記念碑的第一弾はホグスヘッド数樽のバッティングにて作られている。

シングル・モルトの面白みは十分に発揮しているかと思うが、やや痺れを伴うドライな面があり、香りの良さとのギャップを少し感じる。しかし、ドライな面の裏側には香りに感じる複雑さも合わせ持っており、飲み進めるにつれ色々な顔を覗かせ出すので、ウイスキー・マガジンでの評価も頷けるかと思う。

事実、私はこの素晴らしき個性を持ったウイスキーを飲んだからこそ日本のウイスキーに目を向けだしたんですが、キング・オブ・ダイヤモンズがゴールド・プライズに輝いた以降は輸出の方に力が入っているらしく、国内で手に入れ難くなっているのは少し残念な気がする。

つい先日、新しいものがリリースされましたが既に売り切れ続出。運良く面白そうなニューウッドだけ入手しましたが、この状況は価格高騰につながらないかと危惧しております。

イチローズ・モルトで思い出すのは、数年前ベンチャー・ウイスキーのサイトを見つけて感激し、作業報告を見た所、何か知らないボトルを詰めているではありませんか!も、気になって気になってメールを送り、伊知郎さん自身から酒屋さんをご紹介していただいた事と、リリース直後に販売されてたのがたったの4店舗だった事。そして、このファースト・リリースの味わいには本当に感じ入ったことが思い出されます。

現在新蒸留所も建設中ですので、もう数年経てばリアル・イチローズ・モルトもリリースされることでしょう!!日本のウイスキーの中では断然目が離せない銘柄だと言えるかも知れませんね。

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