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【B】 BLAIR ATHOL / ブレア・アソール

ハイランド地区B

【B】 BLAIR ATHOL / ブレア・アソール

●ウェブ・サイト・・・・なし http://www.diageo.com/ http://www.singlemalt.jp/
●所在地・・・・・・・・Pitlochry, Perthshire
●創立・・・・・・・・・1798年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×4基 カラ松×4基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・オルト・ダワー川
●ブレンド銘柄

ベル
リアル・マッケンジー

*1933年、「Arthur Bell & Sons Ltd」によって買収された蒸留所なだけに、現在もブレンデッド・ウイスキー・ベルのメインを張っているモルト・ウイスキー。その昔、このブレア・アソール、インチガワー、ダフタウンのベル社所有だった3種には「Arthur Bell & Sons Ltd」と、ハッキリとしたクレジットやボトル・タグに説明があり、容易にメイン・モルトということが分かった。現在の花と動物シリーズは見てないので分からないが、今回のボトルにはAGED12YEARSの部分に一応クレジットされている。

リアル・マッケンジーは現在他社の製品となっているのでブレンドされているかは不明。

【ティスティング No.73】

ブレア・アソール 花と動物(Flora & Fauna)43% 旧UD社詰め
90”s Rotation

【色】
ゴールド。(チャート0.5~0.6)

【香り】
バニラ、ナッツ、ボンド、ナツメグ、イースト。甘酸っぱい梅酒の様な香りも感じる。

【味、フィニッシュ】
バニラの甘さ、スパイスの程々な辛さからタンニンの苦味。プラム系のフルーティさが心地良い。アフターはまずまずの長さで、割としっかりしたシングル・モルトの印象が残る。

【総評】
大全にはライトと書いてあるが私は全くそう思わない。太いとまでは言わないが、甘さと苦味がバランスしていてモルト・ウイスキーらしい奥行きの満足度は高い。流石!大メジャー・ブランド「ベル」のメイン・モルトだ!!

正直飲むのも久々だし、ショート・エイジなので期待して無かった分美味しく感じたのかも知れないが、12年熟成ながら複雑さも多少あるし、飲み終わるまでの変化が少しは感じれる。10数年前のボトリングなのでリリースされたばかりの物とは大分違いがあるかも知れないが、このブレア・アソール自体には悪い印象が全く無い。

現在国内で見かけるオフィシャルは、花と動物12年、200年記念エディション 、レア・モルト・セレクションなど。ボトラー関係は余り多くは無いものの数種類は入手可能。海外のショップだと10種以上ラインナップしている所もあり、チョイスする楽しみがあるので、思い切って個人輸入しても良いかも?ま・・でも、そこまで思い入れのある人は居ないかも知れません(笑)。

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