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【T】 TAMDHU / タムドゥー

スペイサイド地区T

【T】 TAMDHU / タムドゥー

●ウェブ・サイト・・・・なし http://www.edringtongroup.com/ http://www.thefamousgrouse.com/
●所在地・・・・・・・・Knockando, Morayshire
●創立・・・・・・・・・1897年
●所有者・・・・・・・・Highland Distillers Co plc(The Edrington Group)
●発酵槽・・・・・・・・オレゴン松×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×3基 再留×3基
●仕込み水・・・・・・・蒸留所下にある泉
●ブレンド銘柄

カティサーク
フェイマス・グラウス
ダンヒル

*全て系列ブランドのブレンデッド・ウイスキー。ブレンデッド大全には書いて無いが、タムドゥー蒸留所の看板には「THE HOME OF DUNHILL SCOTCH WHISKY」と、大きく記載があることからも、ダンヒルに対してはこれ以上無い関係を物語っているように思える。

【ティスティング No.63】

タムドゥー 42年熟成 1958-2000 40.8% ハート・ブラザーズ詰め
Cask Strength

【色】
ゴールド。(チャート0.5~0.6)

【香り】
バニラ、バナナやメロン、ある種の花、溶剤、ジンジャー、コーヒーの様な甘い香り。何かが途出していることが無く、非常に一体感のある香り。グラスに鼻を突っ込んで深呼吸がしたくなる!!(笑)

【味、フィニッシュ】
繊細な部類とは思うが長熟であることは明らか。蜂蜜、バニラ、ワックスで磨かれた古い木、ここまで長熟でありながら非常に柔らかいタンニン。最初から最後まで波もパンチも無いが、程良い長さの、物凄く気持ちが良いフィニッシュを迎える。

【総評】
40年を超える熟成なのにスルスルと飲めるので、ある意味勿体無いウイスキー(笑)。イメージからすると、もう少し噛み応えのあるタンニン分があっても良さそうなのに、柔らかくスムースなボディは熟成期間を忘れてしまう程だ。

今回のタムドゥーは、1950年前後に再稼動、72年にはスティル2基から4基に、続いて75年に現在のスタイルに拡張した経緯がある。つまり今回のボトルは、スティルが2基の時代のもので、より手作り感の強いウイスキーだと言えるかと思う。

現在は蒸留所より、普及品のノン・エイジ、18年、25年と、以前よりはラインナップが増え、ボトラー関係はG&Mを筆頭に、割合見かけることが多いので、多様な楽しみ方が出来る銘柄と言えるでしょう。

割と最近飲んだS・M・W・Sの8.33(売り切れ)も、16年ながらメチャ美味かったことも記しておきます。

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#スペイサイド

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