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【P】 PITTYVAICH / ピティヴェアック

スペイサイド地区P

【P】 PITTYVAICH / ピティヴェアック

●ウェブ・サイト・・・・なし http://www.diageo.com/ http://www.singlemalt.jp/
●所在地・・・・・・・・Dufftown, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1823年
●閉鎖・・・・・・・・・2003年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・バリーモアとコンバリーズの泉
●ブレンド銘柄

ベル

*1993年から休止していたが、とうとう2003年には取り壊されたらしい。よって現在のベルにブレンドされているかは分かりかねるが、休止より14年、取り壊しより4年程度なので恐らくストックはまだあると思われるが・・、さて!?

【ティスティング No.59】

ピティヴェアック 12年熟成 (Flora & Fauna)43% 旧UD社詰め
90”s Rotation

【色】
琥珀色。一見してシェリー樽の影響が分かる。(チャート0.8~0.9)

【香り】
オロロソ・シェリー、バニラ、カラメル、ナッツ。奥にオールド・ボトル的なニュアンスも。

【味、フィニッシュ】
カラメルとバニラの甘み。ナツメグなどのスパイスとレーズン。ゴム臭くは無いが、ヨーロピアン・オークのような腰のある甘さとタンニンが若干ボディを太くしている。12年熟成群の中ではアフターが長い方だろう。

【総評】
同じようなスタイルが無い訳では無いが、オフィシャル・ボトルの中では飲む価値がある1本。花と動物シリーズで見かけなくなれば、マニア必須アイテムに化けても可笑しくは無いだろう。

シェリー、バニラを軸とした複雑な味わいは12年熟成とは思えない出来で、飲み方もさほど選ばないので、バーテンダー・サイドとしては重宝するアイテムかも知れない。

ボトラー関係は、詰めている会社が多いので容易に入手可能だが、ショート・エイジのものが意外に少ないように思える。ゆえに、「美味しい!」というイメージを持った人が意外と多い蒸留所かも知れませんね。

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#スペイサイド

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