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【L】 LADYBURN / レディバーン

リクエストNo.9

ローランド地区L

【L】 LADYBURN / レディバーン

●ウェブ・サイト・・・・なし Grants http://www.grantswhisky.com/
●所在地・・・・・・・・Girvan, Ayrshire
●創立・・・・・・・・・1966年
●閉鎖・・・・・・・・・1975年
●所有者・・・・・・・・William Grant & Sons Ltd.
●発酵槽・・・・・・・・?×?基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・ペンワップル貯水池
●ブレンド銘柄

グランツ

*やはり80年代までがブレンドされている時期だと思うが、不況ばかりではなく生産過剰という原因があるので、案外長きに渡ってブレンドされているかも知れない。特にUSA向けには過去シングル・モルトが存在するだけに、思い入れがあれば探す価値はあるでしょう。

【ティスティング No.53】

レディバーン 27年熟成 1973-2000 50.4% 蒸留所詰め
Vintage Single Cask, Cask Number 1591, Bottle Number 059 of 3000

*3千本全て同じ樽ってことはあり得ないので、カスク・ナンバーが違うものがあるのだろう(未確認)。

【色】
ゴールド。(チャート0.4~0.5)

【香り】
バニラ、蜂蜜、マスカット、奥に藁。香り高いが、少しアルコールの刺激。

【味、フィニッシュ】
藁や干草、バニラ、タンニン、淡くカラメル。ボディは蜂蜜っぽさもあるが、香りに見えるフルーティさは影を潜める。アフターはそこそこの長さだが「フッ」と消えてしまう儚さがある。

【総評】
バランスは悪く無いが、かいつまんで個性的と言う訳では無い。しいて言うなら、グラッパにも似た一部の香りだろうか?

麦畑が連想出来そうな牧歌的な味わいで、甘みと渋さのバランスは悪くないが、若干渋さで覆い隠す味わいがあるのは残念。唯一無二の味という訳では無いので、一度飲めばリピートはしないでしょう。

最近は、ボトラーから割と購入しやすい価格でリリースされているので、ローランドのロスト・ディスティラーの中では一番身近な存在かも知れない。ほんの10年前ならキンクレイス以上の幻モルトだったんだが、良い時代になったものだ!!

とはゆえ、かなり少ない現存数だと思われるので、一度飲みたいと思ってる人は、間違い無く今!飲んだ方が良いと私は思う。

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#ローランド

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