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【K】 KINCLAITH / キンクレイス

リクエストNo.8

ローランド地区K

【K】 KINCLAITH / キンクレイス

●ウェブ・サイト・・・・なし
●所在地・・・・・・・・Moffat Street, Glasgow
●創立・・・・・・・・・1958年(1957年との資料あり)
●閉鎖・・・・・・・・・1975年
●所有者・・・・・・・・Allied Distillers Ltd.(Pernod Ricard S.A.)
●発酵槽・・・・・・・・スチール×6基
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・カトリン湖(上水道)
●ブレンド銘柄

ロング・ジョン

*「Long John International / ロング・ジョン・インターナショナル社」にて1958年創業、「Whitbread / ウィットブレッド社」が買収後、施設拡張に伴い1975年にモルト・ウイスキー部門は閉鎖した。現在はアライド社系列となり、グレーン・ウイスキー(Strathclyde)の製造のみを行っている。当然現在のロング・ジョンにはブレンドされている訳無いので、80年代のものが恐らく最後にブレンドされた物ではないかと思われる。

先日(7月11日)某インポーターより、ダンカンテイラー社のレアレスト・オブ・ザ・レア・シリーズにて、キンクレイス、レディーバーン、グレンモール、グレンアルビン、グレンクレイグ、カースブリッジのブレンデッドが8月に入荷するとオファーがあった。「ワオ!!なんて恐ろしいブレンデッド!!(笑)」100%ロスト・ディスティラーで構成されたブレンデッドは恐らく初めてのリリースだろう!!

ちなみに、128ヶ所の原酒をブレンドしたJ&Bアルティマには、昨日のグレンフラグラーのクレジットはあるが、キンクレイスのクレジットは無い。でも、なぜかストラスクライドは入ってたりする。

【ティスティング No.51】

キンクレイス 35年熟成 1969-2004 52.8% ダンカン・テイラー詰め
Rarest of the Rare, Distelled 05/1969, Bottled 11/2004 Cask number 301455 bottle number 059 of 207

【色】
ゴールドから琥珀。(チャート0.6~0.7)

【香り】
カラメル、セメダイン、メロン、ジンジャー、少しシナモン、奥にローストしたナッツ。シェリーの香りとは分かるが、強い主張は無いので、複雑な香りが楽しめる。空のグラスにはサイダーのような香りも感じた。

【味、フィニッシュ】
中程度のボディでスパイシーな口当たり。ほとんどバニラの甘さとタンニンのバランスで構成されているが、苦味がやや強い。その為か、香りに感じる複雑さが味わいには余り出ていないように思える。注意深く試せばジンジャーやシナモン、ある種のフルーティさは理解出来る。

【総評】
長熟な為か味わいは割と単調。しかし、香りの良さは特筆物で、残り香さえも変化するのには驚く。

キンクレイスはある種独特な個性があるので人気が高いと思われるのだが、閉鎖して30年以上経った今も、どこからともなくリリースがあるので気になってしょうがない!(笑)

15、6年位前は、G&Mかケイデンヘッドからしかリリースが無く、今みたいに超高額ではなかった(3万位でありました)。私もそのころはまだぺーぺーのバーテンダーで、シングル・モルトをやっと勉強し始めた頃。当然薄給ですし、買おうなんて思う訳も無く「へ~・・!ローランドの・・、ふむふむ・・閉鎖ね。」ってな感じで、名前だけしか知りませんでした。

実際に飲むまでは相当な年月が経つのですが、今まで飲んだのはG&Mの67、ケイデンのダンピー(年数忘れた)、シグナトリーの75、そして今回の69のみです。最初に飲んだのがG&Mの67だったので、書籍に書いてある、いわゆるメロン、ジンジャーを強く感じたのはハッキリ覚えています。

しかし、これだけ高額なものですが、内容とは正直不釣合いな1本と言わざるを得ない。半分以下の価格でこれより美味しいものは沢山あります!ただ、上に書いたように閉鎖して30年以上経っっているので、その貴重さは世界遺産級(言い過ぎ?)。ちゃ~んと勉強すれば、等価であることが理解出来るはずです。

蒸留所の歴史や、人の思いを飲んでると思えば、案外「お!安いんじゃない!?」と、思える日もそう遠くは無いかもしれませんよ。

さ~!勇気を出してオーダーして見ませんか~!!(笑)

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#ローランド

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