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【G】 GLENFARCLAS / グレンファークラス

スペイサイド地区G

【G】 GLENFARCLAS / グレンファークラス

●ウェブ・サイト・・・・http://www.glenfarclas.co.uk/
●所在地・・・・・・・・Ballindalloch, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1836年
●所有者・・・・・・・・J & G Grant
●発酵槽・・・・・・・・ステンレス×12基
●蒸留器・・・・・・・・初留×3基 再留×3基
●仕込み水・・・・・・・ベンリネス山中腹の泉
●ブレンド銘柄

トップ10
ロイヤル・カリス
チーフテンズ・チョイス
ザ・マッカンガス
シンジケート 58/6 など

*トップ10のみJ&Gグラント社独自のブランド。とりあえず上記のものが公表されているが、各ブレンダーからの信頼も高いと言われているので、ブレンド銘柄も相当あるように思われる。

【ティスティング No.34】

バリンダロッホ (グレンファークラス) 35年熟成 52.7% キングスバリー詰め

【色】
ブラウン・シェリー。醤油に近い色。(チャート1.9~)

【香り】
長期熟成シェリー。オイルを塗りこんだレザー、ナツメグ、シナモン、レーズン、ナッツ、バニラ、カラメル、溶剤。素晴らしいシェリー系ウイスキーの典型。神様ありがとう(笑)。

【味、フィニッシュ】
非常に太く大きい味わいで複雑。甘み、渋み、酸味の三重奏。ナツメグやシナモンを強く感じる。甘みも強いが、やや渋みが勝っている。アフターは当然長く、シェリーやスパイスからタンニンへ向かう。

【総評】
多くのグレンファークラスはシェリーのニュアンスを含むウイスキーで、蒸留所詰めの物も21年熟成位からは特にその特徴が強く出てくる。また、スタンダード・クラスの12年もアッサリした中にその特徴は備えていて、シェリー樽で著名な某蒸留所よりは非常にお客様にお勧めしやすい。

今回のボトルは典型的ダーク・シェリーなグレンファークラスで、私的には、「もう5、6年前に出せばもっと良かったのに・・」と、思わなくは無いが、ダーク物好きなら許容範囲というか、惚れてしまう人も居ることでしょう!

特筆は香り!!酸を帯びた色々な香りが折り重なり熟成を終えたウイスキーを物語る。永久に続くと思えるようなかぐわしい香りは、きっと誰もが感謝の意を唱えるはずだ。

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#スペイサイド

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