スペイサイド地区C
【C】 CRAIGELLACHIE / クレイゲラキ(ヒ)
●ウェブ・サイト・・・・http://www.dewarswow.com/
●所在地・・・・・・・・Craigellachie, Banffshire
●創立・・・・・・・・・1891年
●所有者・・・・・・・・John Dewar & Sons Ltd (Bacardi Ltd.)(1998年より)
●発酵槽・・・・・・・・カラ松×8基
●蒸留器・・・・・・・・初留×2基 再留×2基
●仕込み水・・・・・・・リトル・コンバルヒルの泉
●ブレンド銘柄
ホワイト・ホース
デュワーズ
*ホワイト・ホース社の創業者ピーター・マッキー自ら創業した蒸留所だが、UD社とIDV社合併に伴いバカルディ社へ売却されてしまい、ホワイト・ホースの看板を撤去したらしい。現在はブレンドされているのだろうか?
【ティスティング No.22】
クレイゲラキ 13年熟成 59% アデルフィ詰め
90”s Rotation
【色】
薄いゴールド。(チャート0.3~0.4)
【香り】
バニラ、ミルク、蜂蜜。樽の影響が少ないカリビアン・ラム。デリケートだがバランスが良い。
【味、フィニッシュ】
甘くクリーミィな麦芽。酸を伴ったバニラ。木樽の表情は、最後に優しいタンニンとして現れる。
【総評】
割と最近オフィシャル14年がリリースされているが、もう1つメジャーになれない蒸留所。ボトラー物も多くあるし、超メジャーなブレンデッドの原酒なのに余り知られてはいない。どちらかと言うと旧オーナーからのレア・モルト・シリーズの方がご存知な方が多いかも?
さて今回のボトルは少しマニアックなボトラーからの物だが、私的には、超バランスが良いクレイゲラキと思っている1本。久々に口を付けたがイメージは崩れなかったし、やはり美味い!!
しかし、ショート・エイジでこんだけまとまってる物は少ないと思うのだが、この手の味わいの物は中々分かって貰えないのが残念な所だ。
分かり易さは時として嫌味にもなるし、感動にもなると思うが、このボトルのように主張しないバランス感覚は、ある程度の経験が無いと分かり辛いものだと理解している。
お客様には、「この味わいが分かり出したら免許皆伝だな!」などと言っている(笑)。
#スペイサイド