最初のリクエストはローランド地区で一番人気のローズバンクです。
【R】 ROSEBANK / ローズバンク
●ウェブ・サイト・・・・http://www.singlemalt.jp/(レア・モルト・シリーズを参照)
●所在地・・・・・・・・Camelon,Falkirk,Stirlingshire
●創立・・・・・・・・・1840年
●閉鎖・・・・・・・・・1993年
●所有者・・・・・・・・Diageo Moet Hennessy (旧UDV社)
●発酵槽・・・・・・・・不明
●蒸留器・・・・・・・・初留×1基 後留×1基 再留×1基
●仕込み水・・・・・・・キャロン谷の貯水池
●ブレンド銘柄
キングジョージ4世
ジョニー・ウォーカー・スイング
チーフテンズ・チョイス30年 など
*現在ブレンドされているか否かは不明。また、スイング意外は現在見つけ辛い。
【ティスティング No.4】
ローズバンク 12年熟成 ホワイト・ラベル 43% 蒸留所詰め
For Italy, 80”s Rotation
【色】
琥珀色。この辺りの色は判断し辛く、見方により幅がある。(チャート0.8~1.1)
【香り】
美味しいセメダイン(笑)。少し南国フルーツ。ナッツ&柔らかいバニラ。オールド・ボトルのそれと分かる干し椎茸や漬物の様な香りは少なく、コンディションが良い。
【味、フィニッシュ】
12年熟成にしては濃厚なバニラの歓迎から柔らかいタンニンの苦味へ到着する感じ。アルコールのキック感もあり、80年代のウイスキーへ求めるものは備わっている。程々な長さで切れ上がり素直。現行の商品から比べれば長いと言っても良いかも?
【総評】
80年代、イタリア向けにボトリングされたウイスキーは、素直な味わいの物が多いように思う。日本向け(というかアジア向け)の物とは味わいに違いがあることが多いようだ。今回のローズバンクは実に味わいが素直で、思った通りの満足感がある。しかし、オールド・ボトルというジャンルは、その希少性や蒸留所のバックボーンなどを理解していないと、味と価格に酷いギャップを感じる筈だ!一部マニアな方には堪らないと思うが、少しウイスキーをかじった程度では、ただ高いだけの商品で、何をありがたがっているかはまず解らないと思う。
ま、このボトルを見てドキドキワクワクするのであれば、モルト・オタク合格ですな!(笑)
#ローランド