秩父蒸留所に連れて行って頂きました(^^)v
西武秩父駅にて、まずはイチローズモルトのジェラートを頂きます!
こちらのジェラート 全部美味しそうだったのですが、やはりここはイチローズモルトです! 大変人気があるようで、夕方には無くなっていることもあるそうです。
確かにこの日も、お昼近くでしたが、すでに残り僅か状態になっていました。
秩父蒸留所! この日は天気が良く気持ちの良い風が吹いておりました。
まだ試験的ではありますが、秩父では麦の栽培も始めています。
麦は収穫が終わっており、現在は蕎麦畑です。(蕎麦畑の裏作で麦を育てているそうです)
秩父蒸留所では150tくらいの麦を使うそうですが、ここの畑では15tくらい
収穫できるそうです。 しかしまだまだ商品になる量ではないとのことでした。
蕎麦は丁度花のさかりで、美しい畑でした。 いつか金色の麦を見てみたいです!
蒸留所に戻り、見学開始!
アワードがどんどん増えてゆく秩父蒸留所。 凄いですえね!!
ズラリとならんだサンプルの瓶。 サントリーの山崎を思い起こします。
秩父以外のモルトもあったようです。 色々と研究されておられるのでしょうねー。
原料のモルト! 一度の仕込みで400Kgを使います。
試食させて頂きました。
伊知郎さん「あれ?これピートの強いモルトだった・・はずだけど・・」
といいながら香りを確かめ食べてみてから
「混じってますね(^^;)」と。
昨日は量が少なくなっていたので、ノンピートを足してブレンドされていたようです。
ちなみにヘビーピートの場合、フェノール値は50ppmくらい。(アードベッグと同じくらい)とのことでした。アイラモルトと同じくらいのフェノール値だからといって同じような強烈な味にあるかというとそれはまた別の話だそうです・・。
(確かにそうですね)
ニッカでもモルトスナックがありますが、このまま食べても美味しいクリスピーな
モルトでした。
ミズナラのウォッシュバック! 中では今日も元気に発酵中!
発酵には4日かかります。3100L入れて2000Lのウォッシュになります。
モルトの卵?
こちらはマリッジ用の樽だそうです。 卵型の容器に入れることで、ほどよく
対流してマリッジには最適な形なんだそうです。 (おフランスのタラソー製)
ピカピカのポットスティル。10年くらいで、部分的に銅が薄くなってくるとのこと
でいずれ修理される時がくるのでしょうが、しばらくは大丈夫。
ちなみに銅の厚さは5mmくらいだそうです。(もっと分厚いのかと思っていました)
貯蔵庫! チビ樽がカワイイです。
この日は樽から良い香りが漂っていましたが、冬になると天使の分け前が減る
のであまりモルトの香りがしなくなるそうです。
日本の気候(四季の寒暖の差と湿度の差)が美味しいモルトが出来る1つの
要因かもしれない というようなことを伊知郎さんがおっしゃっておりました。
なるほど、確かにそうかもしれませんね。
そして・そして 製樽工場!
元々は貯蔵庫にする予定だった場所をマルエスさんの施設を譲って頂くこと
になり、急遽、製樽工場にしたそうです。 広いーー!!
タガ締めの機械。 余市でも見かけました。 秩父には2台あります。
糸車・・ではなく樽の外側のフープを作る機械。右側の機械で丸くします。
その他にも、焼き曲げ機やアリミゾを掘る機会等、製樽に必要な機材
が全て揃っています。
樽作りは職人技なので、すぐには作れるものではないそうですが、
少しずつ伝授して頂いて、いずれは秩父で製樽できるレベルにまで
したいとおっしゃっていました。
しばらくは樽の修理用にこの施設を使うそうです。
鏡板! こうなっていたんですね。
最後に試飲をさせて頂きました!
クマモン!秩父にも現る?(^^;)
このボトルのモルトは、初めて出会ったモルト。グレープフルーツのような
香りがしました。
本当に秩父のモルトは多彩ですね。
蒸留所見学の後は秩父駅近くの Te-Airighさんへ
イチローズモルトはもちろん、多彩な品ぞろえ&お隣のレストランから
フードの注文もできて、大変魅力的なバーでした。
機会があればまた行きたいバーでした。
いつの日か、秩父で収穫した麦とピートを使い、秩父で作った樽に寝かせたモルト
を頂ける日が来ることを心待ちにしています!
#蒸留所