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登美の丘 技師長が語る”日本ワイン”の魅力 その2

ここから製造工程の見学・新酒試飲・ワイン試飲・懇親会・・・とワイン漬?状態の始まりです(^^;)

ぶどう畑で、葡萄栽培について、熱く語って下さった技師長が最後までお付き合い下さいます。お忙しいところありがたい事です! 

製造工程を見学する場所はレストランのあるエリアよりも下にあります。
登美の丘はここを隔てて2つの丘から成り立っているんですね。

寿屋山梨農場時代に使われていた圧搾機。樽の隙間から葡萄果汁を取り出していたんですね。


川上善兵衛の岩の原葡萄園で使われていたラベルの版木
陸軍に衛星用として納入していた頃のものだそうです。
菊水というラベルのようです。


 

赤玉ポートワインのラベル。 こんなに種類があったんですねぇ。

ご存知赤玉ポートワインのポスター!! 

製造工程を見学した後は、ワインの貯蔵庫で新酒を頂きます!
樽天国ー!!! 殆どが新樽ですが、中には再利用するものもあるようです。
再利用する際はウイスキーと違って、リチャーはしないとのこと。
フムフム・・・・。


技師長自ら、ワインに関する話をして下りながら、メルローの新酒を注いで下さいます。
 

この日は、リースリング・フォルテというサントリーさんが開発した甲州とリースリングの交配種から作られたにごり新酒と、シャルドネ、メルローの3種類が新酒として振舞われていました。

リースリング・フォルテはなんとも華やかな味でした。来年の春以降にリリースされるワインを飲んでみたくなります。

ワインカーヴを通って、再び試飲! 
白:登美の丘(甲州)2009と高山村シャルドネ2009
赤:塩尻メルロ2008、登美2007 

登美の丘(甲州)は、ランチで頂いた登美の丘(シャルドネ)と同じように樽香りがとても好みな一品。(小樽発酵とのこと)
勝沼のスッキリさとは異なる力強さを感じるような気がします。 

高山村シャルドネは、パイナップルのような爽やかな香りとスッキとした味わい。
塩尻メルロは、ほどよい渋みと甘さのワイン。新酒のメルロはかなりヤンチャな感じ(醤油のような草のような不思議な香りがしました)なのですが、熟成すると丸くなるんですねぇ。

登美はサントリーさんのトップブランドだけあって、飲みやすく、バランスの良いワインです。 4種類の葡萄品種をブレンドしているそうです。
(ひたすら美味しい!でも普通には買えないなぁ(;_;))

これは何でしょう? 
腐った葡萄?? いえいえ、これは貴腐葡萄。ちゃんとこのまま食べられます(食べました! 生干し葡萄ーー という感じです。)
ちなみに、これはリースリング(白葡萄)だそうです。

この葡萄から「貴腐ワイン」が作られます。 1本5万円くらいします・・・・。

貴腐葡萄自体が収穫量も少ないのですが、生乾きの干し葡萄状態から葡萄果汁を取ろうというのですから、ワインに出来る量が少ないのは当たり前ですね。
しかし、最初にこの状態の葡萄をワインにしようと考えた人は凄い!

カーヴの天井にあったワインボトルのシャンデリア。 

 この後、懇親会・・にいきなり突入すると、大変なことになる?ので、その前にお買い物&休憩タイムです。 

・・・その3につづく 

 

#ワイン

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