何度か訪問している山崎蒸留所ですが、本日は特別なツアー!
めちゃくちゃ楽しみ!!
早く到着してしまったので、大山崎駅近くの大山崎歴史資料館へ行って見ました。
・・山崎 すみません ナメてました。(^^;)古代からの重要拠点であること
がよーーく 判ります。 歴史に興味がナイ方でも一度是非行ってみて下さい。
歴史資料館で感動している間に、時間が無くなり、あわててお昼を食べて山崎蒸留所へ!
<山崎トリビア1>
蒸留所の受付前にあるこの石碑と祠。実はこの辺りはお寺が立ち並んでいた
そうですが明治時代の廃仏毀釈で取り壊されてしまったとのこと。
ここにあった閻魔様の像は山崎駅から山を登った所にある宝積寺にお引っ越し
しています。
この日は特別ツアーなので、セミナールームの上にあるスペシャルな
場所から始まります。
場所もスペシャルですが、輿水さんのツアーというのもかなり特別!!
山崎の木桶ーーー!!
残念ながらこの日は空っぽでした(^^;)
この木桶に山崎の乳酸菌君が住んでいるんだねー!
呑んだくれ様に教えて頂いて気がついたのですが、山崎はシェル&チューブ
とワームタブ両方あるんです。
再留はシェル&チューブですね。
初留はワームタブが多いようです。
<山崎トリビア2>
ポットスティルの下にある袴というか台は、スティルの高さを
合わせる(ネックの出口の高さを合わせる)ためのもので、
間接か直火か とは関係無いそうです。
ちなみに現在間接蒸留は1組だけであとは全て直火とのこと。
<山崎トリビア3>
スピリッツのハート部分を取り出すために、スコットランド等では
スピリッツセーフの上にハンドルがついているのですが、山崎では
下にあるハンドルで切り替えているそうです。
そう言われてみれば確かに、ガラスケースの中には分岐する所が無い・・・
今更気が付きました(^^;)
<山崎トリビア4>
樽の払い出し。溝を下に向けて「じゃーっ」と下に落とすのかと思っていた
のですが、手前の赤と緑の機会で吸い出しているそうです。
奥にある同じような機会ですぐにモルトを詰めることもあるそうです。
<山崎トリビア5>
貯蔵庫にある創業辞の樽。
ここで注目すべきは・・・・
ちょっと見にくいですが、板に彫りこまれている「CADIS]の文字
つまりは、寿屋が赤玉ポートワインの原料として仕入れていたワインの
空樽にウイスキーが詰められていたということなんですね。
ううむ・・・・知らなかった・・・・・・
<山崎トリビア6>
ミズナラ様の樽。
No.の文字が四角く囲われている・・・以外に秘密の(?)「J」
の文字が鏡板に刻まれています。
セミナールーム横のボトル展示が見事!
中味も大切ですが、入れ物も大切な要素ですよねー。 うっとり・・・・
テイスティングは6種類
ホワイトオーク、シェリー、ミズナラ、スモーキ原酒(白州)
これらをブレンドした「ヴァッテッドモルト」
これにグレーンを加えた「響17年」
それぞれの個性が調和してヴァッテッドモルトになっている訳ですが、
その調和の仕方が見事! 何かが特別主張している訳では無いのに、
1つのモルトとして完成されているんです。
これがブレンダーさんの能力というものなんですね。 改めて感心してしまいました。
これにグレーンを足すと、まろやかで飲みやすい「響」となります。
「響35年」のブレンドは人が手でゆっくりと撹拌するそうです。
今年発売になった35年では柿右衛門の陶器のイメージに合わせて
中味を少し変更したのだとか。 器を作る人の気持ちとウイスキーを
作る人の気持ちが合わさって一つの製品になるんですねー。
モルトの試飲が終わったところで、山崎12年ハイボール。
竹林を眺めながらの山崎。 最高の贅沢ですわぁー!!
山崎12年に引き続き白州ハイボール! オツマミがダブルです!
サントリーさん 太っ腹!!
試飲をさせて頂きつつ、色々なお話を伺うことができました。
たとえばミズナラ自体は中国や韓国にも自生しているので、やろうと思えば
輸入材での樽も作れるそうです。が、輿水さんとしてはジャパニーズオーク
は日本の土地に生えているものを使いたいと思っているそうで、個人的に、
その考え方は嬉しく思いました。やはりモルトに影響を与える空気と水そして
樽が全て日本のものであるからこその「ミズナラ 和樽」なんだと思います。
他にもトリビアにしたいお話は沢山あるのですが、いずれまたー(^^;)
輿水さんに蒸留所を案内して頂き、色々はお話を伺うことができるだけでも
スペシャルだったのですが、帰りにお土産として山崎蒸留所のオリジナル
モルトと輿水さんのエピソードが書かれた本まで頂いてしまいました。
なんとも嬉しいお土産でございます!
最後にこのツアーを企画しお声掛け頂いたKaoriさんに感謝します!
ありがとうございました!!
#山崎蒸留所