今年の冬は山梨でも大雪で、ビニールハウスがかなり被害を受けました。
ワイン関係のイベントはあまり開催できない状況の中、ワインツーリズムが笛吹限定で行われました。
笛吹=マルス、モンデくらいしか知らなかった(ウイスキーつながりで)のですが
小さい醸造所がかなりあります。
最初は八代醸造さんへ。
この周辺の地名である「八代」とは武内宿禰の子供の名前から来ているとのこと。
うーん ヤマト王朝時代! この写真の熊野神社の裏手には古墳跡があったりする
古代史・歴史好きにはたまらん場所です。(裏手には前方後円墳があったそうですが
道路を作った時に削ってしまったとのことで、一部だけが残っていました)(^^;)
本題の八代醸造さん
無料試飲に加えて、有料試飲でなんと30年モノの白ワインがありました。
白ワインの方はニュー甲州路という品種の葡萄で、1983年頃は甘口が主流
であったため、貴腐ワインに近く、甘酒のような香りのワインでした。
1999年の赤ワインは、樽の香りもほどよく、大変好みだったので、思わず
Get.
無料試飲のボトル達。 オツマミで出されているお漬物と
めちゃくちゃ合います。 日本ワインだなぁ!いいですねぇ!
殆ど市場には出ないワインですが、実力のあるワイナリーではないでしょうか。
お次は日川中央葡萄酒さん。
こちらも小さなワイナリーで、一升瓶ワインを中心に地元消費がメイン
のワイナリー。
ラベルに年代表記が無いのですが、その理由は「年代を入れると
毎年作り変えなきゃいけないので・・」という理由だそうで。。。
逆に言えばそれだけ地元消費者の皆さんとの信頼関係があるという
ことかもしれませんね。 普通サイズのものが1300円くらいでも
一升瓶が2000円弱。 毎日晩酌で飲むにはこのくらいの価格設定
になるのだそうです。
一升瓶ワインをナメてはいけない!
一升瓶=地元消費=美味しくないワインは生き残らない のデス!
ロゼワインもなかなか良いバランスで美味しかったです。
ここから桃や葡萄の畑をながめつつ、のんびり歩いて15分くらい。
北野呂醸造さんへ。
こちらのワイナリーもかなりレベルが高い! 2件テイスティングをして歩いた
後でも、「おっ!」と思える白ワイン(甲州) これは最初に飲んでいたら
かなり感動するのデワ?
市場には出せないワイン
品質上は全く問題無いのですが、酒石が結晶しているボトル。
ワインの中にある酒石酸 初めてみました!
こちらはアルプスワイン。
綺麗なワイナリーで、地下セラーはこんな感じです。
この日は、なんと高級葡萄シャインマスカットで作ってみたという白ワイン
が試飲できました。 マスカットは醸造用の葡萄と異なり果汁があまり取れず
効率が悪かったそうです。また、最初ま全く香りが立たず、商品にできるのか?
という心配があったとのことですが、ようやく香りが出てきたそうで、もう少し
寝かせると変わってくるかも・・・というミズナラ様レベルの気むずかしい
もののようです。
ここからバスで、ルミエールさんへ。
ぶどう畑が見えるカフェでランチ! だったのですが、突然強風が吹き荒れ
はじめ、寒いしレタスは飛ぶし!で悪戦苦闘のランチとなりました(^^;)
ルミエールさんのワインは、繊細なワイン。
ルミエールという名前から比較的新しいワイナリーだと思っていたのですが
実はかなり歴史のあるワイナリー。
創設者はなんと仁明天皇時代から続いている家柄で松平容保とともに蛤御門で戦ったという、物凄い歴史がある家だそうです。
ワイナリーは明治時代に創設され、皇室御用達をたまわったそうです。
当初の名前は甲州園。信玄印のワインだったのですね! ルミエールとう名前になったのは平成に入ってからです。
最後に訪問したのが矢作洋酒さん。
矢作さんの赤ワイン。甲斐国一宮。無添加ワインだそうです。
白は少し私には甘かったのですが、赤は好みでした!
なんだか武士っぽい感じノラベルだなぁと眺めていると・・・
そのものズバリ!なワインもありました。
こちらのボトルは辛口の白。 ここでもおつまみで
お漬物がありましたが、やはり相性バツグンでした。
気力があればマルスにも行きたかったのですが、あまりにも寒くなってしまった
ので、ここで終了ー!
日本ワイン いずれも恐るべし!(^^;)
モルトも同じですが、ワイナリーの規模でレベルを測ってはいけませんね。
#ワイン