ウイスキーの父は竹鶴政孝!ですが洋酒の父は鳥井信治郎 ・・・と勝手に思っています(^^;)
サントリーさんは宣伝やイベントが上手く、お酒の「楽しさ」を教えてくれる会社だと思いますし、世界に色々な種類のお酒があることを伝えてくれる会社なんだと思っています。そういう意味で、洋酒という言葉はサントリー=鳥井にふさわしい言葉ではないでしょうか。
日本のウイスキーは竹鶴政孝と鳥井信治郎の二人が居なければ、今の姿にはならなかった! ということを理解するためにも読むべき本と言えるでしょう!
鳥井さんの「ウイスキーを売る」ということへの情熱が伝わってくる本です。
売る=商売という言葉と、竹鶴さんのウイスキー造りへのこだわりは、相反する
部分があるように思いますが、やはり良いウイスキーを作る技術者たる竹鶴さんと
ウイスキーを広めるために知恵を絞った鳥居さんの、ある意味での二人三脚があった
からこそ、現在のウイスキーがあるんだなぁ・・ということが改めてしみじみと
感じられます。
1点だけ残念なのは、明らかに余市をターゲットにしていると思われる一文。
ウイスキーはリンゴ等の果樹園の近くに無い方が良い云々という記載。
もちろんウイスキーは呼吸して熟成しますから、空気中の成分が影響が無いとは
言いません。しかしながらこの記載は現在のニッカのウイスキーを飲めば正しくはないということがすぐに判るのでは無いでしょうか?
まぁ かなり前の本の再販ですので、その辺りはヨシとしましょう・・・。
是非、マッサンのドラマを見る前に、こちらも読んでみて下さい。
鳥井信治郎 熱い男デス!
#ウイスキー本