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ロッホサイド 1965 46年 アデルフィ シングル・ブレンド

ロッホサイドのシングルブレンド。
既に昨年のTWEで話題となり、もう多くの方が飲まれたかと思います。
シングルブレンド・・・?
っていうのも、ここで説明するまでもないですね(笑)

さて、今回はアデルフィのシングルブレンド。
昨年のmalt maniacs awards 2011でゴールド・メダルだったのは
皆さんの記憶に新しいところでしょう。

そういった前評判もあり、ついつい期待も高まってしまいますよね!
さっそくテイスティングを・・・。

ロッホサイド
1965 46年
アデルフィ "シングル・ブレンド"

蒸留年:1965年
瓶詰年:2011年
Cask No.:6778
Bottle:499
52.3%

※抜栓~30分後の印象をまとめています。

【色】
濃いイエローゴールドを表面に深いバーガンディ

【香り】
華やかで上質な滑らかさと、高貴なシェリー樽の香り。
緩やかな広がりながら、濃い甘さが豊かな存在感を持つ。
ラムレーズン、クランベリー、ビターチョコ、ごく僅かな砂糖醤油。
僅かに溶剤っぽさとレザー感が鼻奥に届く。
徐々にアーモンドミルクチョコのような甘さが強まってくる。

【味わい】
意外に華やかで滑らかなフルーティーさと、オーキーな口当たり。
初めは濃いレモネードとオレンジチョコっぽいジューシーさ。
すぐに濃いベリー系のニュアンス、深い甘さが緩やかに広がる。
アプリコットを表面にラムレーズン、ブドウの皮のような甘渋み。
薄いシナモンと咳止めシロップ。古い木、ごく僅かな樹脂っぽさ。
層を成す風味と、まろやかな円熟味のバランスが素晴らしい。

【フィニッシュ】
香りと良く似たイメージながら、ビターチョコの甘苦さが強め。
レーズン、ジャム、ジンジャー。薄い溶剤っぽさが鼻奥に抜ける。
非常に豊かで、まろやかな深みのある長い余韻。

いや~やばいですね。マジで美味いです♪

まず、この濃く深い甘い香りにやられちゃいますね。
これだけ濃く甘い香りだと、ついつい味にゴム感を連想しますが、
これは全くそんなことがなく、上品で素晴らしい味わいです。
溶剤、樹脂、咳止めシロップっぽさも厭味無く、
逆に複雑さを与えていて楽しいです♪

初め、意外な華やかさのあるフルーティーさに香りとのギャップがあり、
とても面白い口当たりで、そこに層を成すような風味を感じましたが、
全体的にウッディアンバリーで深い円熟味を愉しめます。

もちろん比較対象はTWEなんでしょうけど、
まあそこは置いといて・・・。

個人的には、SCOTSの’64と似たような
キャラを連想しました。
アデルフィの方が華やかで濃い甘さがありますが、
根底に同一のキャラクターがあるように感じます。


とは言え、SCOTSの’64は昨年再飲しましたが、
夏ごろの話ですから、イメージはボヤケているかもしれませんが(^_^;)

やはりTWEと比較してみたいですね~!
あ、TWE同士で’64と’81を比較してみるのも面白いかも・・・。
まだ、やってませんけど(笑)


今回は夜に心地良いオススメの1曲を。
ポップスなどをJAZZアレンジでカバーするなんてこと、良くありますよね。
ちょっと軽いかな~なんて思っちゃうのもありますが、
「おおっ!?」と思わせるものもあったりして、なかなか楽しいものです。

そんなカバーの中からの1曲。
Eva St. Jonesの「Space Cowboy」です。
なんと、あのジャミロクワイの名曲を大胆にもカバー!
でも、これがすごく良いんです♪

この曲、結構いろんなオムニバスに入ってますので
気になった方は探してみるのもいいかもしれませんね(^-^)/

#ロッホサイド #ハイランド #アデルフィ

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