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スプリングバンク 1992 15年 アランビック・クラシック

昨晩、何気なくアクセス数を見て、 思わず爆笑してしまいました。

いやいやいやいや、無いでしょ?こんなの(爆)
どー考えても、このブログにこのアクセスは無いわ―。。
まあ、ブログ再開のご祝儀ってことにしておきましょうか(え?

さて、気を取り直しまして。

個人的になかなか飲む機会の無いボトラーの1つ「アランビック」
細身のボトルが綺麗ですよね♪
最近すっかり日本でも定着している感のあるドイツ系ボトラーの1つですが、
お値段と国内流通量がそれほど多くないのが少し残念です・・・。

今回は、アランビックの「ダブル・マチュアード・セレクション」より。
濃厚なスプリングバンクです。
バーボンカスクで、フィニッシュをピノ・デ・シャラント・カスクで6カ月。
フィニッシュ系は若干苦手なんですけど、これはどうでしょうか。

スプリングバンク
1992 15年
アランビック・クラシック
ダブル・マチュアード・セレクション

蒸留年:1992年6月
瓶詰年:2007年11月
Cask:バーボンカスク
    ピノ・デ・シャラントフィニッシュ(6カ月)
Cask No.:7115
Bottle:65/306
49.9%

【色】
巨峰の皮のよう。

【香り】
濃く、まったりとしたベリー系の強い甘い香りに、僅かなゴムとグリス。
粘性を強く意識させ、メープルシロップ、アメリカンチェリーを表面に。
木イチゴ、プルーン。ロースト香は控えめながらしっかりと主張。
濡れた古木。広がりは緩やかながら重量感のある香り。

【味わい】
やや渋めで粘性を帯びた穏やかな口当たりだが、
口に含むと、香りの印象の割りに意外とスッキリ感もある。
ラムレーズンチョコ、タンニン・植物系の苦み。僅かに粉っぽい木屑。
ジワッと舌にドライな刺激、ムギムギにビターチョコをコーティングしたよう。
油性マジックに似た甘い溶剤の香りが奥に感じられる。

【フィニッシュ】
ビターシトラスが爽やかに残り、ピンクグレープフルーツとチョコソース。
シトラス風味の後は、長く上品な木イチゴっぽさが続く。

まずは香りの重量感。
適度にベリー系やブドウ、チェリーの甘酸っぱい香りが感じられながら
まったりとした濃い甘さを強く感じます。

でも、味わいは意外と麦の風味が強く、濃い甘さは表面的。
ミディアムながら、輪郭のはっきりとしたボディは飲みごたえありですね。
やや溶剤的な風味が出たのは、個人的に少し残念でしたが、
時間を置くとバンクらしいブリニー感も現れてきます。

フィニッシュのスッキリとした印象に、始めはやや拍子抜けでしたが、
時間を置いて徐々に粘性を帯びた甘さが出てきますね。

・・・でも、やっぱり少しフィニッシュ系は苦手かも(>_<)
個人的には滑らかで甘ウマな麦風味たっぷりの方が好きですね。

ただ、人によっては、こういうブランデーやワインを連想させる香味に
上品な印象を持って好意的な方もいるので、嗜好って面白いな~と。
このバンクに限らずですが、だからこそ面白いのかもしれません。

あ、最後に不満を1つだけ。
アランビックのHPトップ画面、めっちゃ目が痛くなります!
勘弁してほしいな~。。 → Alambic Classique


本日の1曲は、スムース・ジャズからのセレクト。
スコットランド生まれのサックスプレイヤー、リチャード・エリオットです。
「え?スコットランド人でスムース?意外~」と感じる方も多いかもしれませんが
実は出身こそスコットランドですが、幼いころにアメリカに移住してますので、
まあ、ほぼアメリカ人ではありますね。

セレクトした曲は、アルバム「Jumpin Off」より“All Night”です。
ムーディーでアーバンな雰囲気が夜遊びを誘ってますね(笑)

#スプリングバンク #キャンベルタウン

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