先週の日曜日にベンチャーウイスキー秩父蒸溜所へ行ってきました!
僕は今回で3回目の参加となりますが、主催者さんには毎年お声をかけていただき、本当にありがたい話ですm(_ _)m
例年ですと、11月下旬の少し肌寒い時期に行くので、蒸溜所施設内の温度も温かく感じるのですが、今回は梅雨前の蒸し暑さと各工程が絶賛稼働中でしたので、とにかく暑かったです。
見学は、いつものように仕込みから発酵、蒸溜、貯蔵へと一連の流れを肥土社長が丁寧に解説してくださいます。各工程が稼働中ということで施設内はとても暑かったのですが、マッシュタンやウォッシュバック周辺から溢れ出る、バナナやシフォンケーキのような甘い麦汁ともろみの香りが充満していて、これが非常に香しいんですよね。
もちろんポットスチルも稼働中。
僕たちが見学した際に、ちょうどスピリッツセーフの中でミドルカットされた透明なハートがサラサラと流れていました。
貯蔵庫は、前回の見学時よりもさらに樽が増えていて、つい2~3週間前に樽詰された樽が、これから3段ダンネージに積み上げられるのを待っているかのように通路にも並んでいました。
蒸溜所施設内の見学は例年通りの内容でしたが、暑さもあってか例年以上に今まさに「動いている」ライブ感を体感することができました。
そして、今回の見学のハイライト。
なんと今週~来週にも収穫予定の麦畑の見学です!!
麦畑は約300反。ここから約5tの収穫が見込め、原酒ベースで約2tのウイスキーが作られそうだとのこと。そういった話を伺いながら、風に吹かれてサワサワと揺れる麦穂がとても美しかったです。
ふと見ると、畑の縁の麦が途中から折られていました。
これは雀が食べてしまったとのこと。雀は穂先あたりにとまって茎を倒し、そうして麦をついばむのだそうです。面白いですね。
絶景の麦畑を堪能して、これで見学は終了•••かと思いきや、今回もう1つのサプライズが待っていました。
なんと一般初公開、製樽施設の見学です!!
秩父に製樽施設?そんなのあったっけ??
たしか簡易的な樽の修繕施設は見たことあったけど??
実は、肥土社長も「当初、まったく予定していなかった」と仰っていたのですが、羽生にある洋樽の製作所が高齢のため廃業されたので、急遽その設備を譲り受けたのだそうです。機械はすべて動作チェック済で問題なく稼働できるそうで、今後は廃業された職人さんを技術指導者として招いて、本格的に製樽を行っていくそうです。
毎年訪問するたびに新しい発見がある秩父蒸溜所。
施設内の熱気と、風に揺れる麦穂、そして静かに稼働を待つ製樽施設。常に進化し続ける様を深く堪能できた素晴らしい見学でした!
あ、最後に1つ。
西武秩父駅の仲見世商店街に、アイス屋さんができていたのですが、そこにイチローズモルトのジェラートがありましたよ!バニラとほのかなウイスキーの薫香がとても美味いジェラートでした。
#秩父 #ジャパニーズ