MENU

インチガワー 1982 28年 ウイスキー・ドリス

今年の8月、例のラフロイグと同時に国内リリースされたインチガワー。
もちろんウイスキー・ドリスのことです♪
高評価だったラフロイグの他、このインチガワーとレダイグが出ましたっけ。
レダイグはカスクと加水だったんで、機会があれば比較してみたいです・・・。

さて、インチガワーといえば潮の風味とスパイシーさ、ドライな風味が印象的。
最近ですと、TWAのようなバナナやオレンジを思わせるフルーティーさも
とても印象的ですよね。若干モサッとした感じも個人的には牧歌的で好みです。

ラフロイグはフルーティーな美味さでしたが、こちらはどうでしょうか?

インチガワー
1982 28年
ウイスキー・ドリス

蒸留年:1982年6月30日
瓶詰年:2010年12月13日
Cask:バーボン・ホッグスヘッド
Cask No.:6971
Bottle:45/192
56.6%

【色】
クリアなレモンゴールドにオレンジを少し。

【香り】
クリアで爽やか、シャープな香りだが、こもった香りが奥に。
薄くバナナの皮、レモンケーキ、ライム、カシューナッツ。
やや繊細さも窺わせる穏やかな広がりだが、しっかりと深く広がる。
徐々にバニラ香が強く感じられ、若い樹皮、ウェハース、僅かにバター。

【味わい】
くぐもった柔らかな口当たり。淡いソフトな滑らかさ。
すぐにワタアメとミルクキャンディ、マーガリンような風味が広がる。
新しい消しゴム、僅かにサンダルウッド、食パン、バニラクリーム。
甘い香味だが味覚的な甘さは控えめ、シュガーフロストのシリアル。
徐々に少しだけ辛みが出て、やや湿ったスパイシーさと草。

【フィニッシュ】
軽やかなドライ感があるが、刺激は少なく、バターとアーモンド。
柔らかでシルキーなウッディ系の香味が口中・鼻奥に残る。

口に含んだ瞬間の独特な風味が、とても印象的な1杯。
すごくミルキーな風味なんですけど、甘ったるくペタッとしているわけではなく、
軽やかでシルキーな風味。これは面白いですね♪

この柔らかなシルキーな風味が、軽やかなウッディさと重なっていく感じ、
そこに適度にシャープなスパイシーさと爽やかな草っぽい風味が。
テクスチャが面白く、なかなか興味深いなと感じました。

空になったグラスからミルクティーのような香りが・・・。

モサッとした印象はなかったですが、非常に面白い1杯でした♪


ノラ・ジョーンズ以降、本当に沢山の女性JAZZボーカリストが出ましたが、
共通して言えるのは、もはやジャンルの垣根を超えて、ポップスもジャズも
フォークでさえも包も込んでしまったかのような音楽性ではないでしょうか。

とにかくノラが出てきたときのセンセーショナルっぷりは凄かったですね。
しかもブルーノートからのデビューでしたし。
そんな彼女のデビュー作にして、不朽の名盤「COME AWAY WITH ME」より。
タイトル・トラックでもあり、世界中を魅了した“Come away with me”です。
個人的には“Don't Know Why”よりコッチが好きです♪

鼻にかかったシルキーなボーカルが心地よいですよね♪

#インチガワー #スペイサイド #ウイスキー・ドリス

この記事を書いた人

前の記事
次の記事