8月末にいただいた、G&Mのプライベート・コレクションより。
見た瞬間に胸が高まるラベルの1つですが、
同時に少し懐が不安になったりもします(笑)
ベンリアックと言えば、昨今の’75&’76フィーバーですよね。
僕の場合ですと、なかなかの乗り遅れっぷりですし、
ベンリアックに魅せられた方々も大勢いらっしゃるので、
どうのこうの言えないんですけど、やっぱり魅力的な銘柄です。
すごく個人的な印象なんですけど。何と言うか・・・綺麗なんですよね。
丁寧といった方が良いのかな?
さて、なかなか飲めない60年代のベンリアック。
G&Mプライベート・コレクションだけに、期待度高まります♪
ベンリアック
1966-2010
ゴードン&マクファイル
プライベート・コレクション
蒸留年:1966年3月17日
瓶詰年:2010年11月
Cask :1stフィル・アメリカン・ホッグスヘッド
Cask No.:605
Bottle:119/129
56.1%
【色】
濃く鮮やかな琥珀色。
【香り】
鮮やかなフルーツ香と僅かなスモークのコントラストが素晴らしい。
やや直線的な広がりから、滑らかで丸いしっとりとした広がりへ。
フワッとクランベリーっぽさから、アプリコットやリンゴ、僅かにプラム。
やや渋みのあるパパイヤ。遅れてチェリー、ジャムっぽい濃密シロップ。
徐々にビターチョコや濃い紅茶。
【味わい】
フルーティーな甘さのある粘性と、ウッディな厚みのある口当たり。
まずベリー系のソースやプルーン、薄くイチゴジャムを塗った胚芽パン。
ザラッとしたロースト感が、ビターチョコと煮出し過ぎた麦茶のよう。
奥に完熟リンゴ風味と樹液やカラメルソースっぽさが感じられる。
華やかなスタートながら、後半はしっとりと落ち着き丸く滑らか。
【フィニッシュ】
落雁に黒蜜を薄くかけたよう。そこから濃い紅茶が鼻奥にあり、
柔らかな湿った樹皮。力強いが荒々しくなく綺麗で長い余韻。
いや~素晴らしかったです♪
もう少し、ドライな印象があるのかと思っていたのですが、
華やかさを表面に、しっとりとした落ち着きを感じる1杯。
ただ悠然とそこに存在する気高さ、とでも言えば良いのでしょうか・・・。
飲めたことに感謝。他に言葉が出ないっす(笑)
ごちそうさまでした♪
今回も懲りずにCOLDPLAYです(笑)
新作「Mylo Xyloto」、もうお聴きになった方も多いでしょうか。
前半4曲目「Charlie Brown」までの怒涛の展開。
先行シングル「Every Teardrop Is A Waterfall」の前後のバランスセンス。
「Princess of China」でのリアーナとの異色コラボから、
ラストまでの緩急織り交ぜた疾走感。最高です♪
グラミー以降、次回作への期待を裏切らない完成度だと思います。
個人的には今年一番の最高傑作になりました♪
前作「Viva la Vida」は「人生・生・死」をテーマにした壮大な交響組曲でしたが、
今作は、やや散文的な叙情詩のイメージでしょうか。
さて、今回の動画は今年のフジロックのもの。
神懸かっていたと評判だったライブ。見れば納得、泣ける映像です。
「Viva la Vida」~「Charlie Brown」を2曲続けて。
いや~この場にいた人たちが羨ましいです・・・。
#ベンリアック #スペイサイド #ゴードン&マクファイル