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Glenlivet 1974-1990 16y Cadenhead”s Authentic Collection

新年最初の記事は、ケイデンヘッドのオーセンティック・コレクションより。1974のグレンリヴェットです。70年代蒸溜のグレンリヴェットで20年オーバーなら、それほど珍しくはないのですが、このボトルのボトリングは1990年で16年熟成ということで、今飲める70年代としては比較的短熟の方かもしれません。

このグリーン・ボトルでのオーセンティック・コレクションで1974のグレンリヴェットだと、Glenlivet(Minmore)の方を思い出す方も多いでしょうか。

豊かで滑らかな麦感と、パッション感のあるフルーティーな味わいが、共に穏やかに広がるのが魅力的で、久しぶりに優しい旨さを感じる1杯でした。

Glenlivet 1974-1990 16y
Cadenhead's Authentic Collection

蒸留年:1974年8月
瓶詰年:1990年11月
55.2%

【色】
濃いシャンパン・ゴールド

【香り】
やや曇りのある柑橘系のフルーティーさと麦のクリーミーな香り。レモネード、パイナップル、ショウガ。しっとりとして滑らか。徐々に蜂蜜やプラムっぽい薄く粘りのある香りが広がる。

【味わい】
緩やかなクリーム感と僅かにスパイシーな口当たり。程よく豊かな麦の香味と滑らかなフルーティーさが、柿やアップルパイのよう。奥に乾いた土っぽさを感じながら、薄いプラムやアプリコット、ドライフルーツのニュアンスを感じる。

【フィニッシュ】
アプリコットやリンゴのドライフルーツとシリアル。優しい甘さが鼻に抜け、非常に心地よい柔らかな余韻。

個人的に、こういうグレンリヴェットは非常に好みです♪

香りは、ややツンとした柑橘系のニュアンスが始めに強く出ますが、すぐに柔らかな麦の風味が感じられ、豊かな甘香が広がります。味わいは香りの割に優しく穏やかで、落ち着いた優雅な雰囲気が印象的でした。

いただいたのは昨年の大晦日。まだ抜栓直後でしたので後半どうなっていくのか気になるところです。こういうのは1本じっくりと愉しみたいですね!


今日は、心地よいスムース・ジャズからの1曲♪
スウェーデン、ストックホルム出身のジョナサン・フリッツェン。2008年にデビューした新進気鋭のスムース・ジャズ・ピアニストです。

曲は、デビュー当時に試聴して即買いした(笑)デビューアルバム『Love Birds』に収録されている"Temple of Dreams"です。

http://www.youtube.com/watch?v=r53WCGdi0Q8

#グレンリヴェット #スペイサイド #ケイデンヘッド

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