毎度おなじみ、いや最近は少しご無沙汰(?)な気もしないでもない
G&Mのロングモーンです。もう見飽きた人も多いのか記事も少ないですね・・・。
今年夏に国内リリースされたわけですが、当然皆さん飲まれてると思います。
’66でこのラベルは、過去に2つリリースされてましたっけ?(覚えてないw)
僕も飲みました。・・・で、少なからず驚きました。
今までのと全く違っていたから・・・!!ですよね!?
こういうのもアリなのか・・・G&M・・・。
ロングモーン
1966 44年
ゴードン&マクファイル
The Dram Takers
for Limburg
蒸留年:1966年5月24日
瓶詰年:2011年3月24日
Cask:リフィル・シェリー・ホッグスヘッド
Cask No.:281
43.1%
【色】
オレンジを帯びた、やや曇った琥珀色。
【香り】
穏やかかつ華やかなフルーティーさと、軽いパッション感。
リンゴの皮とシロップ、乾いた枯葉が積もったような香り。
薄くバニラをまとった濃い蜂蜜、徐々にバニラが強まる。
生キャラメル、やや固めの生木っぽさ。繊細で華奢な印象。
【味わい】
滑らかでスッキリとした口当たり。淡く程良い弾力感。
昔、祭りの屋台で売ってた、割り箸に水飴をまいてカキ氷につけたやつ。
木の風味の強いバニラ感の奥に、薄くアプリコット、若いリンゴ。
刺激は感じられず、徐々にパイナップル缶のようなシロップ感。
全体的に繊細で、干し草と薄いキャラメルのような甘さが鼻奥に。
【フィニッシュ】
爽やかな植物系の甘苦さ、バニラ、蜂蜜。
スッと淡く穏やかに鼻に抜け、若いリンゴっぽさが口中に残る。
短くスッキリとした余韻。
・・・こういうのもアリなんですね・・・。
なんていうか、すっごく驚きました。
もちろん、驚いた理由は、コレがG&Mのロングモーンだから。
他のボトラーズだったら、どう思うのでしょうか?
いや、でも60年代ですもんね・・・。
このラベルを含め、リザーブラベルや、過去のオールドなどを見ても、
こういった味わいのG&Mのロングモーンってあったんですかね?
恥ずかしながら僕は出会ったことが無いのですが、あるなら飲んでみたい!
そんな気になりました。
しかも、抜栓直後で結構華やかな印象が強くて、
ラベル上部に来た頃(約3カ月ほど)で、ずいぶんと開いちゃった感が。
お持ちの方は早く飲んだ方が・・・って、そんな値段じゃなかったですね(^_^;)
いつも通りの「for JIS」じゃなくて「for Limburg」ってトコロに
何か理由があるのでしょうか?
Limburg Whisky Fairの運営に携わるメンバーが立ちあげたのが
もちろん皆さん良くご存じのエージェンシー。
その辺の事を考えての、この味わい・・・なんてのは想像しすぎかな・・・?
何れにせよ樽には色々あるものですね、と改めて。
今回はサキソフォニスト、デクスター・ゴードン。
ニューヨークを離れ、新天地パリで吹き込んだ名盤「Our Man In Paris」より、
“Scrapple from the Apple”です。
いわゆるコルトレーンのようなバリバリ系とはまた違った路線で、
何と言うか、淡々と(朗々と?)吹き込む彼のサウンドは、
一聴すると豪快ながらも丁寧な印象を受けます。
特にこの曲は超ロング・ソロを豪快かつ颯爽と吹いている快曲です♪
#ロングモーン #スペイサイド #ゴードン&マクファイル