長々とベンリアックだけを紹介してきましたが、これでひとまず区切りの1本となります。5月のGWに開催されたBar Show向けのベンリアックです。
昨年、複数の素晴らしいベンリアックを飲むことができたのと、リリースが’75だったことに後押しされ、僕もスグに購入しました。
もう既に多くの方々が飲まれているかと思いますが、やはり’75ベンリアック。素敵なボトルですよね~♪
ベンリアック
1975 36年
for The First TIBS
蒸留年:1975年
瓶詰年:2012年4月
Cask:ホッグスヘッド
Cask No.:7228
Bottle:111/186
55.5%
【色】
オレンジゴールド
【香り】
フレッシュ・スパイシーさの奥に、しっとりと柔らかな果実香がある。オレンジ、ベルガモットを表面に、やや固めの白桃、スモモキャンディー。蜂蜜と乾いた木材っぽい香りもあり、薄く甘いピーチティーのイメージ。次第に熟れたオレンジ香が強く感じられ、鼻奥にアルコール香。丸みはなくシャープなイメージの方が印象に残る香り。
【味わい】
フレッシュでジューシーなシトラス系と、柔らかスパイシーな口当たり。僅かにクリーミーな質感があるがスグに消えて、黄桃っぽさが出る。舌にピリッとジンジャーな刺激を感じつつ、ナッツやおがくずっぽさ。奥にオーキーなタンニン、淡いバニラ、オレンジの皮っぽさも。
【フィニッシュ】
フレッシュなシトラス系とジンジャーのニュアンス。ややシャープ感があり、蜂蜜と同時に草っぽい苦み。バニラサンドビスケットのような香味が残る。
いや~またこれは・・・美味いですね♪
ややシャープで、樽影響の香味が強く感じられますが、全体的には、やはり桃や熟れたシトラス・フレーバーがあり、イメージ通りのブレない’75ベンリアックといった印象でした。
Asta Morrisよりもフレッシュさが強く感じられた気がします。あと、初めはバニリックなクリーミーな質感がありましたが、これはスグに無くなったように思います。個人的には、こういう質感が白桃っぽさと結びつくと、めちゃくちゃ好みになるかもしれません(笑)
あ、全然関係ないんですが。
信濃屋×BBIと、TIBSのカスクNo.が1並びでちょこっと嬉しかったりします。意味ないんですけど(笑)
今回はデンマーク出身のアンナケイを♪
渡米後の下積みを経て、日本でメジャーデビューするという異例の経歴。来日していたリー・リトナーが、彼女の声を聴いて感動して、アルバムをプロデュースしたのは有名な話。
ジャズを基に、ポップスやR&Bも取り入れた作品が多く、聴きやすく優しい曲が多いので、家飲みBGMとしてもいいかもしれません。曲は、アルバム『Tsuki』収録のタイトルトラック"Tsuki"です。
#ベンリアック #スペイサイド #オフィシャル